朝の光に向って走るR106宮古街道。
前を走るクルマがスローモーションで見るように落ち葉を巻き上げます。
砕け散っては逆光の中にキラキラと宙を舞う枯葉、クルマを追いかけてカサカサと転がる落ち葉。
これは、昔よく見たCMを彷彿とさせる光景でありますよ。
山裾にはまだ残る緑、黄色、そして紅へと変わる秋色のグラデーション。
峠はもう殆どが落葉して茶褐色の無粋な山肌を曝しますが、散り残るカラマツのオレンジ色が意外な美しさを見せております。
さらに透明度を増した閉伊川は、真紅のモミジを水面に映して静かに流れます。
そこにはあの夏の日の喧騒も、野生の息吹もなく、今はひたすら来年のためのエネルギー充填中と言うところでしょうか。
本日はオラも疲れた身心にエネルギーを注ぐ一日でしたなぁ・・・。
