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小沢一郎の潔白・五・

                 小沢一郎の潔白・五・
               水谷建設元会長を喚問すべき

小沢事件とは、突き詰めれば水谷建設〔三重県桑名市〕から小沢サイドに裏献金の1億円が渡ったかどうかにつきるのである。

第一報を報じた09年11月中旬の共同通信の記事は生々しかった。
『関係者によると、現金提供は04年10月と05年春頃の2回。授受に立ち会ったのは、小沢氏の公設第一秘書で資金管理団体『陸山会』の元会計責任者大久保隆規被告と当時秘書だった石川知裕衆議院議員で、この二人から要請されたという。

別の関係者は提供額は一回当たり、5000万円だったとしている」
他紙も一斉に後追い報道したものだ。これが本当なら、悪質な汚職事件であり、小沢元代表が叩かれ、秘書が逮捕起訴されても仕方がないが、結局はこのことは途中で疑惑が完全に消えてしまった。

東京地検特捜部はこの問題で小沢本人はもちろん、元秘書も起訴できなかった。問えたのは、資金報告書の「虚偽記載」というミス記載に過ぎなかった(後日わかったが、ミスも無かった)。

検察審査会の議決の中にも、『土地購入の4億円の出所』という言葉があるだけで、あれだけ大騒ぎした水谷建設1億円の文字はない。どういうことか。

検察に詳しいジャーナリストの魚住 昭氏は「検察の小沢捜査は、生きるか死ぬかの戦い。1億円の疑惑で証拠をつかんでいれば、小沢本人を起訴した。それが出来なかったのは何もなかったということ。見込み捜査の失敗で,検察の完敗です」と語った。そういうことなのだ。

与党の大物幹事長を相手に、あれだけマスコミにリーク情報を流し大マスコミを躍らせ、期待させた以上、1億円疑惑が事実なら、当然逮捕起訴に踏み切っている。それが出来なかったのだから、どんな言い訳も通用しない。

特捜部が一杯食わされたか、ガセネタに踊らされたのである。そう考えるしかない。しかし、検察がヨタ話に引っかかって、当時の与党幹事長を血祭りに上げたとなれば、検事総長以下のクビが飛ぶ大問題。

検察の「正義」は地に落ち、一転、袋叩きにされる。そこで無理矢理『期ズレ』という記載の問題をこじつけ、小沢の秘書三人を『虚偽記載』容疑で起訴し、メンツを保とうとしたのが小沢事件の裏側である。

大新聞テレビの司法記者たちも同じだ。『ヨタ話に騙されました』とは口が裂けても言えない。そこで『政治とカネ』というあいまいな言葉で、さも小沢疑惑が続いているかのように装い、自分達の失態を糊塗しているのだ。

『違う』と言うなのら、大新聞、テレビは自分たちの正しさを証明すればいいではないか。

1億円裏献金の情報源である水谷建設の水谷功元会長は、幸い、脱税による刑務所服役が終わり、昨年3月に出所している。菅民主党や自民党にはたらきかけて、国会で喚問したらいい。

小沢喚問の要求よりも余程合理的だ。何故しないのか。できないのか。 六へ
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一日一言

                1月27日:無量寿①

草の実が地に落ちて 芽を出し 伸び
花を咲かせて 実を結ぶ
それがまた地に落ちて 生え 育ち
花を咲かせ 実を結ぶ

牛が食べる
葉も 茎も 花も 白い乳になる。
その乳をのんで 病人は元気を回復し
働きのエネルギーに かえていく
赤んぼうは 太り
仔牛は 成長する

不思議ないのち
死にながら 死なないで
生き続けるいのち。
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