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小沢一郎の潔白・ニ・

                小沢一郎の潔白・二・

             (土地取引4億円の流れに不正なし)

『小沢氏団体、04年報告書記載に虚偽 土地購入計上せず』――

小沢「土地取引」疑惑の発端は、09年10月15日付読売新聞朝刊だった。小沢の資金管理団体「陸山会」が04年に世田谷の土地購入をした4億円を政治資金収支報告書に書かなかったという内容で、以降、この4億円の出所を巡ってテレビ・新聞では

「水谷建設からのウラ金」:「ゼネコンからの献金」という疑惑報道があふれたのである。東京第5検察審査会の審査委員もこれに引っ張られた。

「4億円の原資を隠蔽する為に、小沢氏は執拗な偽装工作をしている」
「4億円ので所や、土地取得資金の記載を翌年にずらした」と『認定』

2度の「起訴相当」議決の決め手になった。だが一連の認識には大きな間違いがある。04年の土地取引の主体は陸山会ではなく、あくまで小沢個人だったことだ。ここをゴチャ混ぜにしてしまうと何も見えてこない。

「小沢氏は昨年1月の会見で、土地購入費について、当時の経理担当秘書から,『かき集めれば何とか成るが(陸山会の)、活動費がなくなる』と相談され、『(過去、複数回にわたって)銀行から引き出し、金庫に保管していた金を貸し付けた』と説明した。

言葉通りの解釈なら小沢氏はポケットマネーを“立て替えた”という事に成る。つまり土地は小沢個人の金で買ったわけです。しかもこの04年時点では所有権の移転登記はされていないから、あくまで小澤個人の資産。実印が無く、登記が出来ない政治団体の陸山会の政治資金収支報告書に記載する必要は全くないのです」(事情通)


政治資金収支報告の記載はあくまで政治資金の収支だ。個人の金で買った資産を書く義務は法律のどこにも書いていない。読売の『認識不足』もここにあるのだ。

すると大マスコミの記者はこう騒いだ『ポケットマネーで土地を買ったのに何故小沢はすぐに陸山会に4億円を貸し付けたのか』

検察審査会もここを疑惑視したが、その答えもちょっと考えれば説明がつく。会計のプロの見立てはこうだ。「陸山会は当初小沢氏の立て替え金をすぐに戻そうと考えていたでしょう。

ところが当時の陸山会は『活動資金が無くなりそう』だった訳だからおいそれとは大金を動かせない。解散総選挙が何時有るのかわからず、金庫を空っぽにする訳にはいかない。

担保に乏しい政治団体が金融機関から新規借り入れするのは難しく、時間もかかるからです。そこでどうしたか。陸山会の銀行融資枠を広げることだった。小沢氏が銀行から4億円の融資を受け、陸山会に貸し付けた。

陸山会はその4億円を担保に銀行から融資を受け、小沢氏に返したわけです」注意したいのはこの場合、貸し付けた小沢個人と、融資書類に署名捺印した陸山会代表小沢の二人の小沢が登場することに成る。

この複雑さが話をややこしくさせているのだ。個人的に立て替えたカネならその後チャラになれば収支報告書に書く必要はない。

融資枠拡大のための4億円の貸付金は04年の報告書に記載されており、04~07年にかけて陸山会から、小沢個人に返済されている。

つまり原資の出所も流れも全てオープンであり、筋は通っているのだ。

東京地検特捜部が1年以上100人の検察官10億円以上の費用をかけ、小沢本人を聴取し、預金通帳を全部調べながら、『不起訴』にした理由はここにあったのだ。

いちばん汚いと思っていた小沢がいちばん綺麗だったことに検察官は一様に驚いたというのだ。何しろ一円の果てまで領収証を取っているという。・・・三へ
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一日一言

              1月24日:妻に出会う

妻の足の裏をもむことになった。家内を貰って38年目、
家内の足の裏を見たのは初めての事。
少しは可愛らしい足のうらだろうと思っていたら、
指が広がり、がめつい足の裏。家に来てくれた時は、

もうすこしは可愛いい足の裏だったのだろうが、
山奥の私の家へやって来て、毎日毎日お仏飯を炊く薪を拾いに山に通い、私に代わって、畑を耕し、作物を作り、肥やし運びなどをしているうちにこんな足の裏になってしまったのだろう。

気がついた時には本気で手を合わせていた。
初めて本当の家内に出会った気がした。

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