yoshのブログ

日々の発見や所感を述べます。

原発推進に疑問

2014-07-12 05:08:33 | 文化
  地震の多い日本では、原発の存在が危うい事を、我々は東日本大震災で学びました。その教訓を忘れたかのように原発推進に賛成する人が多いのは不思議なことです。
7月7日に小泉純一郎元首相は都内で講演して警鐘を鳴らしています。
以下、7月8日の新聞からの引用です。

(原発の再稼働について)「避難路を確保している所があるのか。テロ対策も一番弱い。世界一
厳しい規準は作っていない。再稼働はできない。」(と批判した。)
「原子力規制委員会は、福島原発事故後に津波や地震対策を見直し、原発の規準を強化した。
(小泉氏は)「英米仏と比べてどうなのか。世界の規準と日本の規準を照らし合わせて本当に世界一の規準なのか、国民に分かりやすく説明する責任がある。」(と指摘した。安倍政権が最終処分場の候補地を示す動きを強めていることに対しては)「ゼロにすると決定してからじゃないと、国民の協力が得られない。再稼働でまた核のゴミが出て協力して下さいと言っても無理。甘い見通しだ。」と強調。
「原発を推進しようとしていた人々の論理は完全に破綻している」(と続けた。小泉氏は今後の活動について)「原発ゼロに向けて国民運動を展開しなければならない。脱原発が国民で多数派。政治が決めなければならない。変えられる日が必ず来る」と改めて意欲を示した。

日本と欧州では事情が異なりますが、地震が少ないドイツとデンマークでも、既に「原発ゼロ」を決めています。
日本は、原発が稼働していない今がチャンスではないかと思います。政治主導で、まず、「原発ゼロ」を決断することが大切ではないでしょうか。これが国家百年の大計ではないかと思います。自分が産み出したゴミを安定的に処理できないような工業技術は、「破綻した技術」と言わざるを得ません。
「原発ゼロ」を決めた上で、あらゆる手段を使ってエネルギー問題を克服して行くのです。
政権が強い今が政治決断の最高のチャンスではないかと思います。異見も多いことでしょうが。

コメント (1)
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