先日、テレビ番組「開運なんでも鑑定団」に徳川慶喜公の書が出品されま
した。(写真 下)真筆、150万円と鑑定されました。幕末から明治にかけ ては、書の世界でも大きく変わった時期。ところが十五代将軍慶喜公は江戸の書を習ってきており、古いスタイルの字ですが、実に巧みに書いている名品と、鑑定士が賞讃していました。
この書は、徳川光圀公が編纂に着手した大著、「大日本史」の序文の中の一節、「西山公語録」です。
不有載籍虞夏之文不可得而見
不由史筆何以俾後之人有
所観感
西山公語録 慶喜
「読み方」
載籍有ラズンバ虞夏(ぐか)之文ヲ得テ見ルコト出来ズ
史筆ニ由(よ)ラズンバ何ヲ以(も)ツテ俾後(ひご)之人有ランヤ
観テ感ズル所
書物が無ければ、中国古代の聖帝、舜禹(しゅんう)の事績を知ることができようか。歴史書が無ければ、後世の者が故人に感動することもないであろう。
見て感ずる所。
徳川光圀語録(西山は徳川光圀公の号) 徳川慶喜
した。(写真 下)真筆、150万円と鑑定されました。幕末から明治にかけ ては、書の世界でも大きく変わった時期。ところが十五代将軍慶喜公は江戸の書を習ってきており、古いスタイルの字ですが、実に巧みに書いている名品と、鑑定士が賞讃していました。
この書は、徳川光圀公が編纂に着手した大著、「大日本史」の序文の中の一節、「西山公語録」です。
不有載籍虞夏之文不可得而見
不由史筆何以俾後之人有
所観感
西山公語録 慶喜
「読み方」
載籍有ラズンバ虞夏(ぐか)之文ヲ得テ見ルコト出来ズ
史筆ニ由(よ)ラズンバ何ヲ以(も)ツテ俾後(ひご)之人有ランヤ
観テ感ズル所
書物が無ければ、中国古代の聖帝、舜禹(しゅんう)の事績を知ることができようか。歴史書が無ければ、後世の者が故人に感動することもないであろう。
見て感ずる所。
徳川光圀語録(西山は徳川光圀公の号) 徳川慶喜
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