私は旧制高校世代ではありませんが、若い頃、三高(第三高等学校、現・京都大学)の寮歌に酔いました。下記はその中の一つ、序歌です。岩崎眞澄作詩、櫻小路春光 作曲
あヽ永劫の「時」の歩みに
今くれゆくかわれらが青春
若き生命(いのち)の影にまたヽく
不断の光と不滅の追憶(おもひで)
夢ひき結ぶ學びの庭に
悲しき思ひを胸にひめつヽ
心しづかに友よ歌はむ
ついでに、行春哀歌の前口上
われらがはなやかに美(うる)はしかりし青春の饗宴(うたげ)は、
かくもしづかに、またかくもあわたゞしげに盡きなむとす
友よ、さらに新しき盃をもとめながら、われらとも
にうすれゆく日のかげにこの哀歌を声ひくヽ誦(しょう)せむ。
一、 静かに来たれなつかしき
友ようれひの手をとらん
くもりてひかる汝(な)が瞳(まみ)に
消えゆく若き日はなげく
五 あヽ青春は今かゆく
暮るヽにはやき若き日の
うたげの庭の花むしろ
足音もなき「時」の舞
九、 友よわれらが美(よ)き夢の
去りゆく影を見やりつヽ
離別の酒を酌みかはし
わかれのうたにほヽゑまん
「三高歌集」 三高同窓會 昭和27年
あヽ永劫の「時」の歩みに
今くれゆくかわれらが青春
若き生命(いのち)の影にまたヽく
不断の光と不滅の追憶(おもひで)
夢ひき結ぶ學びの庭に
悲しき思ひを胸にひめつヽ
心しづかに友よ歌はむ
ついでに、行春哀歌の前口上
われらがはなやかに美(うる)はしかりし青春の饗宴(うたげ)は、
かくもしづかに、またかくもあわたゞしげに盡きなむとす
友よ、さらに新しき盃をもとめながら、われらとも
にうすれゆく日のかげにこの哀歌を声ひくヽ誦(しょう)せむ。
一、 静かに来たれなつかしき
友ようれひの手をとらん
くもりてひかる汝(な)が瞳(まみ)に
消えゆく若き日はなげく
五 あヽ青春は今かゆく
暮るヽにはやき若き日の
うたげの庭の花むしろ
足音もなき「時」の舞
九、 友よわれらが美(よ)き夢の
去りゆく影を見やりつヽ
離別の酒を酌みかはし
わかれのうたにほヽゑまん
「三高歌集」 三高同窓會 昭和27年
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます