夏休みに入り、海も賑やかだよね
波が大きければ、だいたいの人は危険性を感じるものだけど、
波が無くて、天気も良ければ・・・風が強めでも入りたくなるよね
先日の熱海OWS前日練習会で、早めに到着し、
海沿いの歩道のベンチでおにぎりを食べていた時の事・・・
かなりの強風・・・しかし、海は穏やかで、熱海サンビーチは海開き前でも賑やかだった
突風に乗って1匹の大きなシャチが、まるで糸の切れた凧のように、
すごい速さで水面を飛んでいる
飛んで来た方向を見ると、若者が5,6人で騒いでいる
体格の良いお兄さんが、シャチを追って砂浜を走り始めた
とても追いつかないので足を止めたが、風がやむとシャチも止まり、
それを見て、再び走り出した
あ~、ダメダメ危ないよ!
止めなくちゃと思い、食べかけのおにぎりを置いて階段を下りたが・・・
シャチは再び風に乗って岸から遠ざかって行ったので、諦めたようだ・・・
そうそう、止めて正解!やれやれ・・・
と、そこに、仲間のお兄さんが追い付いて来て、シャチが飛んで行った方を指さし、
また二人で走り始めた
その先は防波堤・・・どうやらシャチはテトラにひっかっかったようだ
おいおい・・・やめなよ、まったく
手にしたおにぎりをまた置いて、階段を下りたが、
若者の足は速く、あっという間にテトラに飛び移っている
どうか突風が吹きませんようにと祈りながら、お兄さん達の方へ向った
シャチを捕獲して、得意げに浜の仲間に手を上げるお兄さん
ほらほら、まだテトラの上だよ、足元危ないよ!ヒヤヒヤしながら近寄り、
防波堤から降りて来た・・・近くで改めて見ると・・・
坊主頭で金のネックレス、太い腕は柄入り、ヤンチャな年頃はちょっと過ぎてんじゃないの~的な?
「大丈夫だった?」
『なんすかぁ?』
「シャチ、追いかけちゃダメだよ、危ないから」
ちょっとムッとした顔で、『大丈夫ッスよ、若いんだからッ』
あきらかに人の顔見て『若いんだからッ』を強調してた
「あのさ、若いとか関係ないからね、この強風、危ないの解るよね?」
『わかりますよ!自分もあの防波堤から先に行ったら止めようと決めてましたから!』
「その防波堤ね、テトラの上で突風にあおられて倒れたらちょっとの怪我じゃ済まないよ!」
・・・黙っているので、畳みかけるように
「そんなデッカイシャチ持って、不安定で滑り易いテトラで転んでみなよ・・・」
『そうですね・・・手を付く場所も・・・危ないですよね・・・』
「ちょうど、風がやんでくれて良かったね、ダメだよ追いかけちゃ」
ちょっと、おばさんに押され気味なのが気にいらなかったか、
『オレ、いくつに見えます?』
おれはガキじゃねぇんだとでも言いたげに聞いてきたので
「18くらい?」と、即答してやった
え?ってな顔をして戸惑いの表情・・・
『・・・28っす・・・ありがとうございます』
『浜のパトロールですか?』
いや・・・どう見ても私、今は普段着なんだけど
「ああ、違うよ、明日さ、ここで海のレースがあるんだよね、そのレースのガードに付くの」
『海のレース?泳ぐんですか?どれくらい?』
「短いのは400m 長いのは3200m」
『へ~、そんなに泳ぐんだ~』
「3200はさ、あの防波堤の外へ出て遠くまで行くんだよ、でもこの風じゃ無理だね」
『すっげーな、あの向こうに?・・・怖そ~』
「波もなくて静かに見えるでしょ?でも、ここでこんなに強い風だと、あっちはもっと強風、あっという間に選手が流されちゃうからね、危険、危険』
『何人くらい泳ぐんですか?』
「全種目合わせると400人くらいかな」
『へ~、みんなスゴイな~』
「で、選手達をガードするんだよ」
ちょっとおしゃべりして、お兄さんは仲間の方へ、私はおにぎりの方へ(笑)
『じゃ!明日は頑張って下さい!』
「うん、ありがとう!」
強面のお兄さんは、さわやかお兄さんになってましたよ
海で浮き具は充分に気をつけましょう
波が大きければ、だいたいの人は危険性を感じるものだけど、
波が無くて、天気も良ければ・・・風が強めでも入りたくなるよね
先日の熱海OWS前日練習会で、早めに到着し、
海沿いの歩道のベンチでおにぎりを食べていた時の事・・・
かなりの強風・・・しかし、海は穏やかで、熱海サンビーチは海開き前でも賑やかだった
突風に乗って1匹の大きなシャチが、まるで糸の切れた凧のように、
すごい速さで水面を飛んでいる
飛んで来た方向を見ると、若者が5,6人で騒いでいる
体格の良いお兄さんが、シャチを追って砂浜を走り始めた
とても追いつかないので足を止めたが、風がやむとシャチも止まり、
それを見て、再び走り出した
あ~、ダメダメ危ないよ!
止めなくちゃと思い、食べかけのおにぎりを置いて階段を下りたが・・・
シャチは再び風に乗って岸から遠ざかって行ったので、諦めたようだ・・・
そうそう、止めて正解!やれやれ・・・
と、そこに、仲間のお兄さんが追い付いて来て、シャチが飛んで行った方を指さし、
また二人で走り始めた
その先は防波堤・・・どうやらシャチはテトラにひっかっかったようだ
おいおい・・・やめなよ、まったく
手にしたおにぎりをまた置いて、階段を下りたが、
若者の足は速く、あっという間にテトラに飛び移っている
どうか突風が吹きませんようにと祈りながら、お兄さん達の方へ向った
シャチを捕獲して、得意げに浜の仲間に手を上げるお兄さん
ほらほら、まだテトラの上だよ、足元危ないよ!ヒヤヒヤしながら近寄り、
防波堤から降りて来た・・・近くで改めて見ると・・・
坊主頭で金のネックレス、太い腕は柄入り、ヤンチャな年頃はちょっと過ぎてんじゃないの~的な?
「大丈夫だった?」
『なんすかぁ?』
「シャチ、追いかけちゃダメだよ、危ないから」
ちょっとムッとした顔で、『大丈夫ッスよ、若いんだからッ』
あきらかに人の顔見て『若いんだからッ』を強調してた
「あのさ、若いとか関係ないからね、この強風、危ないの解るよね?」
『わかりますよ!自分もあの防波堤から先に行ったら止めようと決めてましたから!』
「その防波堤ね、テトラの上で突風にあおられて倒れたらちょっとの怪我じゃ済まないよ!」
・・・黙っているので、畳みかけるように
「そんなデッカイシャチ持って、不安定で滑り易いテトラで転んでみなよ・・・」
『そうですね・・・手を付く場所も・・・危ないですよね・・・』
「ちょうど、風がやんでくれて良かったね、ダメだよ追いかけちゃ」
ちょっと、おばさんに押され気味なのが気にいらなかったか、
『オレ、いくつに見えます?』
おれはガキじゃねぇんだとでも言いたげに聞いてきたので
「18くらい?」と、即答してやった
え?ってな顔をして戸惑いの表情・・・
『・・・28っす・・・ありがとうございます』
『浜のパトロールですか?』
いや・・・どう見ても私、今は普段着なんだけど
「ああ、違うよ、明日さ、ここで海のレースがあるんだよね、そのレースのガードに付くの」
『海のレース?泳ぐんですか?どれくらい?』
「短いのは400m 長いのは3200m」
『へ~、そんなに泳ぐんだ~』
「3200はさ、あの防波堤の外へ出て遠くまで行くんだよ、でもこの風じゃ無理だね」
『すっげーな、あの向こうに?・・・怖そ~』
「波もなくて静かに見えるでしょ?でも、ここでこんなに強い風だと、あっちはもっと強風、あっという間に選手が流されちゃうからね、危険、危険』
『何人くらい泳ぐんですか?』
「全種目合わせると400人くらいかな」
『へ~、みんなスゴイな~』
「で、選手達をガードするんだよ」
ちょっとおしゃべりして、お兄さんは仲間の方へ、私はおにぎりの方へ(笑)
『じゃ!明日は頑張って下さい!』
「うん、ありがとう!」
強面のお兄さんは、さわやかお兄さんになってましたよ
海で浮き具は充分に気をつけましょう