山本馬骨の くるま旅くらしノオト

「くるま旅くらしという新しい旅のスタイルを」提唱します。その思いや出来事などを綴ってみることにしました。

07北海道の旅: 第18日

2007-07-19 09:47:02 | くるま旅くらしの話
富良野には、富良野市、上富良野町、中富良野町、南富良野町と4自治体がある。日の出公園は、その中の上富良野町にある。公園の中心は高い丘の花畑となっており、ラベンダー畑、ひまわり畑の外、美しい季節の花が色とりどりに植えられた、富良野地区名所の一つである。早朝3時過ぎ目覚めて外を見てみると、何と十勝岳をはじめ大雪山連峰がくっきりと見えるではないか! こんなことは滅多にない。これならご来光が見られるかも知れない。それならばやはり千望峠に行くのが一番だ。ということで、急遽移動することにした。日の出は4時頃ではないかと急ぐ。10分前には到着。もう大雪山旭岳の方は空が赤くなり出している。富良野岳から旭岳そして遠く天塩岳まで、北海道のメインの山々が雄大に連なって展望できる。素晴らしい景観だ。この様な快晴の日は、我々の北海道の旅では最近珍しいことだ。ワクワクしながら日の出を待つ。4時20分頃、遂に陽が上った。少山の端に少し薄い雲があったが、そんなものは問題ではない、神秘的な素晴らしいご来光だった。早朝から感動をものにする。日の出の感激の後は、そのまま中富良野のラベンダーの名園、ファーム富田に行くことにする。途中正面右手に芦別岳や夕張岳が、雲海をたなびかせて、くっきりと見えた。今日は北海道の空は透明に冴え渡っているようだ。30分ほどで到着。ファーム富田には、駐車場に泊まった人もいるらしく、既に花畑の中でカメラを構えている人たちが多く見られた。相棒は早速カメラを抱えて飛び出して行った。残された者は朝食の準備をするしかない。昨日の余りご飯で中華粥を作る。しばらく卵を食べていなかったので、今日は黄身入りのを落として出来上がり。あまりに熱いのは苦手なので、少し冷めるまでの間、ブログ投稿記事を書く。これが終わりかけた頃、相棒が戻って来た。かなり興奮しているようで、盛んに話しかけられるのには参った。その後は食事。中華粥は久しぶりだったが、まあまあの出来だった。この次粥を作る時は、味噌粥にしよう。食事の後は、無制限のフリータイムだ。今日は飽きるまで、此処で過ごすつもりでいる。デジカメを手に、花畑をざっと一回り巡り歩く。花畑は50m以上の高低差はある急な坂に作られているので、それを登るのはかなり厳しい。花畑は、ラベンダーを初めポピーなどの洋花が多く、名前が難しい。直ぐに忘れてしまう。覚えることを止めて、花だけを楽しみことにした。此処に来れば、どんなド素人のカメラマンでも、美しい花畑の風景をものにすることができるのではないか。それにしても見事な色彩配列の花畑である。花畑の中では、やはりラベンダー畑が一番だ。心行くまで、その鮮やかなバイオレットの色彩と高貴な香りに酔いしれた。今日は本物の快晴で、大雪山連峰の果てまで青空が澄み渡り、山々を聳立させている。花も素晴らしいけど、山々の展望も素晴らしい。何の不満も無い。1時間ほどで車に戻る。気温が次第に上がって来て、爽快だった朝は、いつの間にか夏の昼になりかけていた。もう十分に満足したので、しばらく一眠りすることにした。これはかなり贅沢な時間だと承知している。人間この様な贅沢を楽しめるのは、生きている今しかない。ま、お許しあれ。目を覚ますと、相棒も戻っていた。とにかく暑い。此処にこれ以上いても仕方ないと判断して、ビルケの森に行き、そうめんを茹でて食べることにする。ビルケとは何のことなのか解らないが、美瑛町の白金温泉のある辺り一帯の森を言うらしい。途中スーパーで買い物をし、上富良野から山道に入り、冷たい湧き水を組んで、白金インフォメーションセンターの奥の木陰のある道端に車を停める。早速そうめんを食べる準備に取り掛かる。暑い日のそうめんは格別だ。うめぇ~と言いながら、30分ほどで昼食を済ます。森の中を渡って来た涼風が爽快だ。さて、この後どうするか?十勝岳山麓にある吹上温泉白銀荘に行ってゆっくりしようかと考えていたが、その前に美瑛町の自然村というキャンプ場があるので、そこに行ってみることにした。ビルケの森を通り抜けると、再び展望が開けて、目前に十勝岳初め富良野岳、上ホロメカトック山、美瑛岳、美瑛富士、ベベツ岳などの山々が迫るように広がっていた。少し走って森に入った所にキャンプ場があった。管理の人に聞くと、テントを張らなくとも大丈夫のようである。ここなら暑くなっても過ごし易いので、ここに泊まることに決める。我々の他には、誰も居ないようだ。こんな素晴らしい大自然を独り占めにできるなんて、これ又何という贅沢か。とりあえず2泊を申し込む。その後は、アウトドアライフを車の中で楽しみながらの時間となる。一つ問題なのは、肝心の携帯電話が圏外なのだ。これは明日近くの白金温泉にでも行った時に解決することにしよう。今日の走行距離は49km。
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