山本馬骨の くるま旅くらしノオト

「くるま旅くらしという新しい旅のスタイルを」提唱します。その思いや出来事などを綴ってみることにしました。

西海道&西国の旅の記録から(その36)

2024-08-04 04:25:27 | くるま旅くらしの話

◇伊勢から飛騨へ大移動

 くるま旅というのは、とんでもない移動を可能にするので、理解できない人も多いのではないかと思います。この移動は本人というか当事者だけが楽しむ特権なのです。旅の終りがいよいよ近づいて来て、関東に住む者ならば伊勢参りが終ったら、東海道を通って、車ならば東名道を走って帰宅に向かうのが普通だと思うのですが、私たちは今回はそれを止めて、信州松本経由で関東エリアに戻ることにしました。基本的に東京都心を走るのが嫌なのです。混むし、訳のわからない地下を走らされたりするので、嫌なのです。

 で、今回は伊勢からは伊勢湾岸道を走って、東海北陸道に入って、飛騨エリアで下りて古川や高山を訪ねた後、日本アルプスの下を潜って松本に出て、そこからは上州経由で帰宅することにしたのです。

 東名阪道から伊勢湾岸道に入ると、二つの関心事があります。その一つは湾岸道から名古屋港を眺めることです。名古屋港は自動車の輸出港でもあり、日本の経済・産業の牽引を担っている港でもあります。それを見下ろすだけで何だかこの国の力を確認出来たようで安堵するのです。もう一つは湾岸道の終り近くにある刈谷PAに寄ることです。ここはハイウエイオアシスになっており、一般道ともつながっていて、名古屋エリアの土産物や名物食品などを手に入れることが出来るのです。特に何時も楽しみにしているのは、えびせんやゆかりなど名古屋の名物せんべいの類を手に入れることです。今回もそれが目的で寄りました。しかし、家内の話では、あまりにも高くなっているので以前のように気軽に買うことはできないということでした。諸物価の値上がりはこの国の隅々まで行きわたっているのかと、ガッカリしました。その他名古屋名物のお菓子の一つにういろうがありますが、ここでは伊勢のういろうも売っているので買いたいのですが、今はその手の菓子類は食べられない、食べてはならない身体となってしまっているので、諦めることにして、いつもよりは少ない量のせんべいを後で味わうことになりました。

 刈谷を出た後は、東名道から東海北陸道に入り、長良川SAという所まで行って、暗くなり出したので、ここに泊ることにしました。ここは初めて来た場所なのですが、駐車場の脇にドッグランのスペースがあり、水道も使えるようになっていたので、松阪を出て途中で初めて寄った津かわげという道の駅で手に入れた新じゃがいもを茹でて食べることにしました。私はジャガイモ大好き人間で、旅の間でもチャンスがあれば買い入れておいて茹でて食べることにしているのです。本当は魚類も食べたいのですが、この車には冷蔵庫はなく干物や生ものは付近に迷惑をかけるので、買わないことにしています。ジャガイモなら臭いもなくただ塩茹でするだけですから、大丈夫だと思っているのです。久しぶりのジャガイモに満足しました。他愛のない話です。

 翌日はSAを出発して途中ひるがの高原SAで白山を遠望し、その後も走り続けて飛騨清見ICで降りて一般道に入り、飛騨市古川の道の駅に到着して一休み。そのあとは高山まで行き重伝建エリアなどを散策して、もう一度古川の道の駅に戻ってそこで1泊しました。

 

  *分水のひるがお高原に見る白山は白く輝く神の座す山

 

  *狭隘な路地に溢れる人の波飛騨の高山喧騒(けんそう)の町

 

  *町並は昔も今も変らねど人は変われる飛騨の高山

 

  *この地まで異国の人ら押し寄せて飛騨の高山賑わい不変

 

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 西海道&西国の旅の記録から... | トップ | 西海道&西国の旅の記録から... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

くるま旅くらしの話」カテゴリの最新記事