山本馬骨の くるま旅くらしノオト

「くるま旅くらしという新しい旅のスタイルを」提唱します。その思いや出来事などを綴ってみることにしました。

07北海道の旅: 第20日

2007-07-21 09:57:02 | くるま旅くらしの話
此処、自然の村キャンプ場での滞在を2日延ばして、今日も森の中の生活を楽しむことにする。朝方雨が降り出し、こりゃ降り籠められるのかな、と心配したが朝方だけの雨で、その後はずっと曇天が続いた。なにしろ此処は携帯が圏外なので、メールの通信のためにも、4kmほど離れた白金温泉まで下りなければならない。歩いて往復しようかと思ったが、雨が降り出しそうだし、熊が出没するエリアでもあるので、車で行くことにした。車だと、5分もかからない。朝食・後片付けの後出発。昨夜作成したハガキを投函する。白金温泉には、簡易郵便局もある。メールは自動送信。便利な世の中になったものだ。これで用は済み、後はキャンプに戻ってグータラするだけなのだが、実はもう一つ大事な用件がある。それは、昨日キャンプ場の管理者の方と話していて、その息子さん夫婦が、志を抱いて脱サラし、キャンプ場の経営管理を目指して、現在この美瑛町の白金温泉エリアにある国設野営場というキャンプで管理の仕事をしていると聞き、是非その若者に会って話を聞きたいと思ったのである。早速そのキャンプ場を訪ねる。予め連絡して頂いたので、待っておられて恐縮した。挨拶の後、それから2時間近く、途中から奥さんも加わって、キャンプ場運営の現場での話を聞き、彼の夢や志を伺い意見を交換した。その内容については省略するが、一番大切なことは、キャンプ場の利用者も管理者も決められた基本ルールをキチンと守り、守って貰うことだというのが結論だ。くるま旅をしている人のマナーが問題となることが最近多いが、その根源には、旅の開放感がもたらす個々人の甘えがある。コレくらいはいいだろうというルール無視が、大きな社会問題につながっているように思う。又管理する側においても、お客様は神様などと言う誤ったサービス意識が、ルール違反を許し客の言いなりになって、結果的に負の部分の仕事を背負いこむと言うことになる。お客様は神様ではなく人間なのだ。ビジネスはその認識を前提になされなければならない。そしてビジネスは、何よりも先ず社会正義のルールを守らなければならない。すなわち損得の計算の前に善悪の物差しをクリアしなければならない。この理屈は持論だが、これはビジネス以外の世の中一般にも通用するものだと思っている。(少し肩に力が入り過ぎたかな?)久しぶりにしっかりとした志を持つ若者と話し込んで、つい嬉しくなって興奮してしまったようだ。いい時間だった。その後は、白金温泉を流れる渓谷に、白髭の滝というのがあると言うのを聞き、それを見に行く。今まで素通りしてばかり居て気づかなかったが、なかなかの名瀑だった。まさに白髭のように幾筋もの水が流れ落ち、鮮緑の渓谷に青い清流が奔っていた。何回かシャッターを切った。 13時過ぎ自然の村のキャンプ場に戻る。その後はいつもの午睡とグータラ。相棒は何やら機織り作業をしていたようである。今日の走行距離は、たったの10kmでした。
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