【昨日(7月15日)のレポート】
≪行程≫
終日別海町ふれあいキャンプ場に滞在(自転車で図書館行) <0km>
≪レポート≫
別海入りしてから3日目を迎え、少し余裕が出て来た感じがする。昨日も一昨日も結構ヒマだったのだが、細かいことをちょこちょこやっている内に時間が経ち、図書館へ出向く気分にはなれなかったのである。今日は先ず朝一番で丘の上にある郊楽苑という宿泊温泉施設の早朝入浴に出向く。今年も朝の6時から8時半まで早朝割引の料金で入浴できるサービスが開始されているというので、早速それにあやかったという次第。100円の割引で500円の料金は、さほどに安いとも思えないけど、近くにはここしかないので仕方ないことではある。先の鹿児島県などの温泉では殆どが300円くらいだったので、それを思い出しては、比べても仕方のない愚痴を思ったりもした。ここの温泉もモール系でお湯は薄茶色である。100%源泉かけ流しであり、温度は40℃前後で少し温(ぬる)いのだが、じっくり入っていると汗がにじみ出てきて、身体が良く温まりいい湯なのだと思う。1時間ほどかけて体を解きほぐし車に戻る。
今のシーズン、キャンプ場は毎週土曜日が来訪者のピークのようで、昨夜は結構賑やかだったけど、今朝はいつの間にかほとんどの車が消え去っていた。長期滞在かと思われた旅車の何台かは他のエリアに向かわれるようで、今のところキャブコンの残留組は3台しかいなくなっていた。明日は祝日なので、これからまた新たな来訪者があるのであろう。あまり多いのも戸惑うけど少なすぎるのもさびしい。常に5台くらいは仲間が一緒であって欲しいと願うのが人情というものであろう。
さて、昨日訪ねた図書館の話では、パソコンも持ち込みもOKとのことなので、今日は実際どんな具合なのか行ってみることにした。今月は先の九州行で拾った幾つかのテーマを元にエッセーをまとめてみたいと考えている。九州行の際の資料や地図なども持参しており、いつまでも放っておくと記憶が朧になって忘れてしまう恐れがある。老人には特にこの傾向が強い。持参したリュックに地図やパソコンなどを詰めてみたが、入り切れない。困った。やむを得ず荷物を二つに分け、その一部は自転車の荷台に括り付けて運び、もう一方は背負って行くことにした。三角形のリュックしか持参しなかったのは失敗だった。
少し空模様が怪しげな中を出発。相棒も何かを始めるらしく、自分にはあまり早く戻ってきて欲しくないような素振りだった。確かに毎日TVを眺めているばかりでは、脳みそも軟化してしまうだろうし、身体も鈍ってしまう。動物というのは、動くことによって生命を維持している存在なのだと思う。そんなことを考えながら、図書館に向かう。昨日の話では、柱にあるコンセントの位置から見ると延長コードが必要になるかも知れないと思い、ホームセンターに寄りテーブルタップを買う。ところが、図書館に行ってみると、柱の所にあるコンセントには何と、電気が来ていなかったのだった。受付に話して、別の柱もチエックしてみたが、やはり通電されていない。電源盤のスイッチが切ってあるのかもしれない。困ったなと思っていたら、机の下の方に別途コンセントが用意されていたのだった。受付嬢はそのことに今まで気付かなかったらしい。こちらにはちゃんと電気が通っており、やれやれと安堵したのだった。
それから3時間ほどパソコンに向かい、休憩しようと外を見たらなんと雨降りの天気となっていた。大した降り方ではないけど、濡れては具合の悪いものを持参しているので、長居をし過ぎると困る事態になるかも知れないと思い、少し早いけど退却することにした。図書館は静かで物書きには快適な環境である。時々おしゃべり好きな来客がやって来て受付嬢と話し込んだりするのが耳障りだけど、気にしないで済むレベルなので困りはしない。この分だと思ったよりも捗るかもしれない。明日は休館日なので、明後日から力を入れて取り組んでゆくことにする。
14時過ぎ車に戻る。相棒は何やら熱心にノートに向かっていた。家計データの整理なのか、それとも旅のメモのチエックなのか、内容は判らないけど、あまり話しかけてはならない状況だった。空腹気味だけどご飯を炊くほどでもないので、浸し豆をつまみながらホットウイスキーを一杯やってしばし午睡をとることにした。このように書くとちょっぴり上品のように見えるけど、その実態は飲んではいけない酒類を禁を破って体内に取り入れ、グータラな惰眠を貪るというだけの愚行に過ぎない。ま、しかし、この愚行こそが時には生きていることを実感できる時間だと思い込んでいるのだから、どうしようもない。目覚めたら17時を過ぎていた。寒くて薄暗い外の様子である。歩きにと思っていたけど、何だかその気が起こらず、明日に先送りすることにした。このところ先送りばかりが続いている。
夜になって、相棒は大河ドラマに集中している。自分の方は平清盛という人物は、吉川英治の新平家物語に描かれている方を大切にしているので、見たいとは思わない。それでもしばらくつられて見ていたのだが、丁度源氏の総大将の義朝が騙し討ちに会い自害する場面と、頼朝が捕縛されて流刑の処置を受ける件の場面が放映されていた。やはり自分の解釈とはかなり違うなと思った。同時になるほどなと思う場面もあって、やはり歴史の真実というのは、一つではなさそうだなと思った。事実は一つであっても後世の歴史の評価というのは、評価者の立場や切り口によって大きく変わってくるものだからである。とにかく再び眠気を覚えて来たので、寝床に潜り込む。
【今日(7/65の予定】
終日別海町ふれあいキャンプ場に滞在
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