山本馬骨の くるま旅くらしノオト

「くるま旅くらしという新しい旅のスタイルを」提唱します。その思いや出来事などを綴ってみることにしました。

ジャガイモの収穫終る

2010-07-05 05:25:09 | 宵宵妄話

今日ジャガイモの収穫を終えました。毎年収穫が終ると旅の出発日が近づいたのを実感します。私は大のジャガイモ大好き人間で、市の菜園を借りるようになってからは、連作の障害など無視して、ジャガイモを畑一杯作り続けています。今年は以前借りていた畑が5年の契約期間を終了し、今は30㎡の小さな畑となってしまったため、植えつける量も4割方少なくなってしまいました。

今年のジャガイモは、2種類の種を植えました。一つは比較的早く収穫できるキタアカリという品種で、もう一つはキタムラサキという紫色の品種です。キタアカリは常連ですが、紫色のジャガイモを作るのは初めてです。長さ約5mの畝にキタアカリを6列、キタムラサキを2列作りました。

新しいジャガイモ畑は、実はあまりジャガイモ作りには向いていない土質で、土が固い上に水はけが悪いのです。長いこと耕作放棄地だったようで、この悪条件を改善するにはまだまだ時間がかかるようです。出来上がったジャガイモも、北海道のように全部がホクホクというわけには行かず、大半は茹でても割れるものは少なくて、ベちゃっとしたままのものが殆どです。従って、家内などには極めて不評です。

キタアカリの方はもう2週間ほど前から少しずつ掘って食べています。まだ葉が黄色くなり出す前でも、もう食用には十分応えてくれるレベルでした。新ジャガは独特の美味さがあって、それを毎日のように賞味してきました。家内からは、完全に呆れかえられています。しかし、誰が何といおうとジャガイモが好きなのです。

今日は残っていたキタムラサキの方を掘り起こし、これで全部の収穫が終ったわけですが、今年の収量は思ったほどではなく、知人や近所に配るほどのレベルには至りませんでした。キタムラサキもちょっぴり先行して掘って食べてみましたが、これは形としてメークイン系のようで、皮をむくのには好都合のようです。掘り起こした時には黒っぽい濃い紫色をしていて、なかなか面白いのですが、茹でるとせっかくの紫色が青ずんだ色となってしまい、お世辞にも食欲をそそる感じではないようです。味の方もキタアカリやダンシャクなどよりは落ちるといわざるを得ません。恐らくこの種類は、どう加工して食べるのかがこれからの課題だと思っています。

      

キタムラサキ。ジャガイモというよりもサツマイモという感じだが、勿論甘味などはなく、食感はジャガイモそのものである。煮てもこの色と同じなら良いのだが、これがブルーがかってしまうので見た目が悪くなってしまうのが残念。それにしてもよくこのようなものを作り出すものだ。遺伝子の組み換えなどは大丈夫なのかな?

ジャガイモの保存には苦労します。一般的には冷暗所のようなところに収蔵して置くのが良いのでしょうが、我が家にはそのような場所がないため、どうするかで往生します。小さな倉庫はガラクタで一杯ですし、スペースを作っても真夏の暑さには耐えられるか疑問です。収穫の畑の跡に少し深い穴でも掘って、そこに入れてみてはどうかなどと考えたりもするのですが、サツマイモならそれがOKでもジャガイモではどうなのか自信がありません。もし全部腐ってしまったら、落ち込んでしまうだろうと、大して多くもないジャガイモを見ながら、あれこれと頭を悩ましているところです。

ジャガイモは日に当てると表面が青くなって、有害物質が発生するようですから、日に当てないようにしての保存が大事なのだと思いますが、連日の雨模様の曇天では、湿っぽいままに貯蔵すると腐ってしまいますので、梅雨の合間を縫って日差しを拾って乾燥させるようにしています。今日は幸いカンカン照りではありませんので、とりあえずの貯蔵には間に合うレベルには干せたと思います。

毎年何人かの北海道に知人に出来上がったジャガイモを届けるのを一つの楽しみにしていたのですが、今年はそれができなくなりました。そもそも北海道在住の人に、関東産のジャガイモを届けること自体が失礼なことなのだとは重々承知しており、面白半分ということもあったのですが、その度にいつも家内にたしなめられていましたので、今年はそれが無くなって、家内はホッとしているのだと思います。しかし私的には大いに残念に思っています。

あれこれやっている間に、庭も畑も片付いてきました。それにしても何という蒸し暑さなのでしょうか。今年は北海道も暑いと聞いていますが、幾らなんでもこれほどではないでしょう。何をしても汗びっしょりで、今日も家内の洗濯は私の分だけで3回にもなりました。明日はジャガイモの収穫後の畑に、草の繁茂を抑えるためのブルーシートを敷く予定ですが、またまた大汗を掻くことでありましょう。旅立ちの日が来るまでじっと我慢の老人なのであります。

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