山本馬骨の くるま旅くらしノオト

「くるま旅くらしという新しい旅のスタイルを」提唱します。その思いや出来事などを綴ってみることにしました。

自分だけはという思い上がりを止めよう

2011-03-18 09:24:27 | その他

 

 このブログを目にされた皆さまへのお願いです。

 

大震災被災地で救助を待つ被災者の皆さまの厳しさ・辛さを思う気持ちは、普通の人間であれば、皆同じだと思います。それなのに現地ではすぐそばまで来ている救援の物資が手元に届かず、被災地では、今現在そして明日を迎えるための大勢の方の生命が大変な危険に陥っておられます。

この厳しい寒さの中で、暖房も寝具も無い床むき出しの体育館や校舎の中で眠れぬ夜を重ねておられる被災者の皆様の状況を思い浮かべると、多少の停電や断水などがあるとはいえ、ぬくぬくと過ごせている恵まれた自分たちが、何とももうしわけない気持ちでいっぱいです。

一方で不安は抱えてはいても大した実害も無いのに、いざという時のためにと車の燃料を買いだめし、食料品の備蓄にうつつを抜かして、被災地への同情と自分のやることは別だと考えて平気でいる人間の、あまりに多いことに悲しさと怒りを覚えます。被災地の皆さまの切実・悲痛な声を聴く力があるのなら、今に余裕のある者はしばらく事態を静観し、まずは被災地の人たちに当面の安全と健康が保たれるように、自分のわがままを抑えることが大切ではないでしょうか。

今被災現地は混乱の中にあるわけであり、被災された方々に対して我々一人ひとりが最も貢献できることは、安易な同情を寄せながら一方で利己・保身のために、世風に押されて買いだめ行為に励むようなことではなく、じっと静観して現地に一日でも早く救援の手が隅々まで届くように、支援に直接係わる人たちの邪魔をしないことではないかと思います。

もしあなたの近くに買いだめなどにうつつを抜かしている人がいたならば、厳しく戒めて欲しいと思います。よほどの急用のない限り車の外出は避け、不要不急の行動はとらないように努めたいものです。買いだめなどして頑張っても、いざとなれば、人間が楽な状態で暮らせる時間などたかが知れているはずです。今はとにかく我慢をしなければならない時なのです。

具体的な支援行動は、まさに当面の危機を乗り越えて、それが可能になった時からというのが私の気持ちです。今は、被災地の皆さまに同情の思いを寄せる分だけ我々もまたじっと我慢をし、利己保身のための行動は厳しく自戒しようではありませんか。

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