【今日(11/24)の予定】
道の駅:飯高駅 →(R166他)→ 未定(三重県の道の駅巡り?)
【昨日(11/23)のレポート】 天気:曇り後晴れ
<行程>
道の駅:宇陀路大宇陀 →(R370・R165・K)→ 室生寺参詣 →(K・R165・R370・R166)→ 道の駅:飯高駅(泊)
<レポート>
昨夜は夜半からずっと雨続きで車の天井が賑やかだった。考えてみれば、強風に悩まされた時があったけど、雨降りは少なかったので、雨音を聴くのは久しぶりの感じがした。雨のせいなのか、気温がかなり高くて、3時頃に目覚めた時は13℃を上まっていた。これなら寒くは無いなと起き出してしばらくブログの原稿を書き、その後少し溜まっていた日記を記憶を戻しながら書き終える。依然雨が降り続けていたので、歩きに行くのが億劫になり、もう一度布団の中にもぐりこんで朝を迎える。
大宇陀の道の駅は駅舎周りの駐車場の改装が終わって、きれいになったのだが、SUN号の様な車の泊るスペースは少なく、窮屈なので、第2駐車場の方へ移動して泊ったのだが、却って良かったように思った。朝、食事を済ませた頃に、ドアをノックする音があり、出て見ると比較的近くにお住まいのHさんのお顔があった。嬉しい再会だ。わざわざ訪ねて来て下さり、自分の畑で作られた黒豆の枝豆を頂戴したのには殊の他嬉しく、感動した。関西の黒豆の枝豆のことを何度か書いているので、それをご覧になってお心遣い頂き恐縮した。その後は狭い車の中に入って頂き、くるま旅などについて歓談する。Hさんはこの度新しい車に乗り換えられるということで、現在6カ月先の納車を首を長くして待っておられるとのこと。人生の中で幾つかある大きな楽しみの中に居られるのだなと思った。何年かの内に北海道などで再会が叶えられれば嬉しいなと心から思った。短い時間だったけど、嬉しくもありがたい時間だった。Hさん本当にありがとうございました。
今日の予定は、この後室生寺に参詣し、宿を予定している松阪市にある道の駅:飯高駅に向かうだけである。飯高駅に着いたら、温泉に入って旅の疲れをとるつもり。ということで、室生寺に向けて出発する。
室生寺は近くを通る時は必ずと言っていいほど参詣に立ち寄っている。女人高野の本家ともいうべき名刹である。昨日の慈尊院も立派なお寺だったが、このお寺の方が規模が大きい様だ。古い建築物や仏像が残っており、国宝となっているものも多い。平安や鎌倉時代からだというから、千年以上の時を経過しているのであろう。建物だけではなく、石段や名も定かでない石塔の墓標なども同じような時間を過ごしているに違いない。丁度紅葉の季節の真っただ中にあるようで、いつもより鮮やかなもみじが随所に美しさを競っていた。
室生寺仁王門。今日は休日とあって、かなりの人出があり、境内の紅葉を写す人たちでにぎわっていた。
正面の石段を登ると、金堂が控えている。
大きな仁王門を潜って石段を上ると、金堂が控えていた。国宝の建物であり、国宝の仏像が何点か収まっている。今日は何かの特別展があるらしく、相棒は張り切ってそれを参観していた。自分はあまり関心が無いので、パスして本堂に向かう。本堂もまた国宝であり、これは潅頂堂とも呼ばれているようだ。ここで心静かに般若心経を誦す。そこから少し横手に向かうと、容姿端麗な五重塔が見えた。小振りの五重塔だけど気品があり、これもまた国宝となっている。一時台風で倒れた樹木が塔を壊した時があり、心配したのだが、今は何事もなかったようにそこに建っており、このあとも左様な出来事に合わないように祈るばかりである。
国宝の本堂(潅頂堂)の優雅さを湛えた佇まいは美しい。
国宝五重塔。小さい塔なのだが、なんとも言えない端正な佇まいには、心の乱れがたちまち収まるような感じがする。
今日は五重塔を見たら車に戻ろうかと考えていたのだが、まだ時間がかなりあるので、やっぱり奥の院まで行って見ることにした。何段あるのか数えたことは無いけど、かなりの数の急な石段を上るのは結構厳しかった。昨年は1日2千段の階段昇降を4カ月ほど行ったりして足には自信があったのだが、それも一時のことで、やはり身体というのは、継続して鍛えていないとあっという間に弱体化してしまうものなのだなと、改めて思った。奥の院の大師堂(御影堂)が開帳となっているという連絡が相棒からあったが、時すでに遅しで、その時は階段を下り始めていた。信者ではない証拠なのかもしれない。
この室生寺を訪れる時は、いつも女人の駆け込み寺のことを考えてしまう。女人高野というのはどうやら駆け込み寺ではないらしいのだが、自分のイメージでは人生の苦悩にさいなまれた女性が仏の助けを求めて門を潜るという、そのようなお寺に見えてしまうのである。ま、その是非に拘るつもりはないので、そのことは自分だけの考えに止めることにしよう。とにかく参詣を終えて何故か安堵の気持となり室生寺を後にする。
その後は、もう一度道の駅:宇陀路大宇陀に寄り、今回の旅では最後となるであろう柿の葉寿司を食して今夜の宿予定の道の駅:飯高駅へ。飯高駅に着いたのは、15時少し前だった。ここの温泉はとても気に入っており、もう何度もお邪魔している。今夜はゆっくりとして、いい夢を見ることができそうな予感がした。
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