山本馬骨の くるま旅くらしノオト

「くるま旅くらしという新しい旅のスタイルを」提唱します。その思いや出来事などを綴ってみることにしました。

へのへのの旅(07東北春旅)第8回:その2/2

2008-06-24 00:14:51 | くるま旅くらしの話

11時から1時間ほど、いろいろな飾山(おやま)囃子に付帯している子供手踊りをたっぷりと見物した。おやま行事というのは、先ほど参詣してきた神明社に奉納されるもので、重要民俗無形文化財となっているとのこと。幼稚園から小学生までの、可愛いい、かわいいおばこ衣装の女の子たちが、お師匠さんの指導よろしく、おやま囃子の太鼓と鐘、笛に合わせて手足をしなやかに使って優雅に踊るのである。

   

    

  西宮家の中庭に設えられた小さな舞台の上で、子どもたちは巧みな舞を披露してくれた。

   

 

    

 手踊りの主役はなんと言っても女の子たちである。男の子たちは、お囃子の太鼓を敲くだけの様だった。

皆緊張していて、頬を紅くしている子もいるけど一所懸命に踊ろうとしている姿は、なんとも微笑ましい。思わずかなりの枚数の写真を撮ってしまった。千葉さんの話によれば、角館にはこのようなこども手踊りの社中というかグループが幾つもあり伝統芸能を担う基盤となっているとのこと。この西宮家でのイベントは、彼女たち普段の練習の成果発表の場ともなっているとのこと。このようなアイデアも千葉さんが出されて始められたらしい。観光に訪れるものには、祭りの本番でなくても、この地に根付く郷土色豊かなこのような芸能を楽しめることは嬉しいことである。子供たちの踊りを見ながら、丁度同じ年頃の孫達のことを思い起こした。

その後は、車に戻り昼食休憩。といっても相棒は未だどこかに行っていて戻らず、一人で勝手に食べて、しばらく写真などのインプットをした後、昼寝を決め込む。今日は、角館以外は何処へも行かず、又道の駅:中仙戻って泊るつもりでいる。朝方は空いていた駐車場は満杯に近くなっていた。角館観光の集客力はすごいなと改めて思った。

目覚めた後は、戻ってきていた相棒と一緒に安藤醸造元という味噌や醤油などを造っている地元の旧家へ買い出しに。我が家の味噌は大半をここから調達している。調達というのは少し大げさだが、飛騨の味噌などよりもこちらの方が気に入っている。又ここでは「あまだれ」という名の万能のダシつゆがあり、これが実に使い勝手が良いのだ。自慢()の「肉無し肉じゃが」はこれがないと決まらない。とりあえず味噌と一緒に数本をゲット。重いのは判っているので、車を近くの駐車場に停めてある。くに子どのは店の人たちとすっかり知合いになっていて、何やら親しそうに何時までも話しこんでいた。

15時近く、これで角館は切り上げることにして、出発。直ぐに道の駅に戻るのではなく、バッテリーの充電のために少し遠回りして車を走らせることにした。近くに払田(ほった)の柵というのがあるらしいので、行けば見つかるだろうと、案内板の方向へ行ったのだが、途中から判らなくなりとうとう見つけることができなかった。柵というからには目視でも見つかるのではないかと思ったのだが、田んぼの周辺の立ち木が邪魔してよくわからなかった。もう少し判りやすい案内板を随所に作っておいて欲しいなと思った。田舎に行くほど最初の案内板は大きいけど、肝心の場所近くには何の案内板もないというのが多いように思う。案内板というのは、知っている人のためではなく、知らない人のために用意するものなのだと言うことを、関係者はもっと心すべきではないか。いつもの負け惜しみである。

とにかく迷って最後は六郷の方まで行ってしまい、1時間以上も走りこんだ。六郷は湧水で有名な所である。今日は給水するのは止めた。走って充電するのが目的なので、さほどイライラもしない。16時半乙女温泉へ。今日は邦子どのもさすがに入浴するとのこと。風呂から上がって、道の駅:中仙へ。一杯やった後、久しぶりに大河ドラマを見た。ここはTVの受信がうまくいっている。その後は爆睡へ。雨も降らず静かな一夜を過ごす。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« へのへのの旅(07東北春旅)... | トップ | へのへのの旅(07東北春旅)... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

くるま旅くらしの話」カテゴリの最新記事