山本馬骨の くるま旅くらしノオト

「くるま旅くらしという新しい旅のスタイルを」提唱します。その思いや出来事などを綴ってみることにしました。

今月中には北海道へ

2014-07-01 09:52:46 | くるま旅くらしの話

 随分と長い間ご無沙汰してしまった。ちょっとの休みのつもりが、気が付けば早や7月。この頃は光陰のスピードが一層速まったような気がする。勿論これは自分自身に与えられている光陰のスピードのことなのだが、己が止まれば止まるほどそのスピードは増すばかりのようである。さりとて走ったり歩いたりと動いてばかりいるわけにもゆかず、老人というのは真に厄介な環境の中の生きものだなとしみじみ思う。

 東北の旅から戻って、記録をまとめ、その後は何だか気が抜けた感じになった。この間の天候の変動がめまぐるしく、暑かったり涼しかったりの極端な差に、心身の調子までもが狂ってしまったようで、心がスッキリしないままに徒に無為の時間を過ごしてしまったような気がする。

 ま、何ごとも万事が順調ということはあり得ないし、このような時もあるのかもしれないと、自分に言い聞かせ続けている。それにしても世の中の動きは不安含みのようで、近々何だかとんでもないことが起こるような気がしてならない。石油価格が上がる度に、これは資源の問題ではなく、国際情勢の不安がもたらす値上げなのだと思いながら、世の中は平和ではなく確実に破壊や破滅を指向しているなと思ってしまうのである。我が国の平和ボケを脱却させようとの安倍政権の勇み足は、行司の判定など無視して独りよがりの感じがするけど、積極的平和主義なるものが、どこを目指しているかは後日の歴史の証明するところとなるのであろう。残り時間の少なくなって来ている老人には、今の世の動きの殆どが不安に包(くる)まれているとしか思えないのは、悲観主義者の嘆きに過ぎないと断定されて済むことなのであろうか。十数年前のミレニアム騒ぎの頃に、世紀末のハルマゲドン思想が横行したのを思い出しながら、不安感は一向に収まらないこの頃である。

そのような思いに囚われながらも、この半月ほどの間に、もう一度旅のガイド書を書き改めようと考え、その準備に取り組んで来た。年内には何とか完成させようと考えており、一応前著の見直しを終えるところまでは終わらせた。見直しといっても、ガイド書なので内容が全く変わるということはなく、大筋では単なる整理のし直しということなのかも知れない。それでも、記録をいじり回していると、あれこれ旅の思い出が甦って、ハルマゲドンの不安から逃れることが出来て、慰めとはなっている。

 ところで、今年は昨年実現できなかった夏の北海道行をぜひとも実現させようと考えているのだけど、もう7月となってしまい、そろそろ具体的な事柄を決めなければならない時期となった。私どもの旅での具体的な事柄といえば、それは出発日時と帰宅予定日だけである。特別な思い入れ事項があれば予めの日程を織り込む必要があると思うが、今のところそのようなものはなく、旅の流れの中で必要に応じて取り込んで行けばいいと思っている。

 凡その予定としては7月の20日前後に家を出発する考えでいる。帰宅は9月の1週目頃となるのではないか。9月初めといえばまだ真夏ともいえる時期なので、帰るには早過ぎることは承知なのだが、自分たちだけが旅を楽しんでばかりいるわけにはゆかない事情もあり、止むを得ないことだと思っている。

 出発に先立つ準備の中で最も力を入れなければならないのが、旅車の整備である。購入後早や12年目を迎えており、各所が老化現象を来たしており、補修や取り換えが必要となって来ている。タイヤやオイルなどの交換は既に早や目に終わっているけど、今回はサブバッテリー(2基)の交換と換気扇(2カ所)の交換も行って万全を期することにしている。その交換も先日終了して、あとは出発を待つばかりである。

 あと20日足らずだけど、これから少しずつ旅へのボルテージを上げてゆきたい。

コメント
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