山本馬骨の くるま旅くらしノオト

「くるま旅くらしという新しい旅のスタイルを」提唱します。その思いや出来事などを綴ってみることにしました。

‘14年 北海道旅くらしのレポート <第10回>

2014-07-29 04:00:09 | くるま旅くらしの話

【今日(7/29)の予定】 

  道の駅:マオイの丘公園 →(R274・R234・R12・R38他)→ 芦別経由・富良野方面(詳細未定)

 

【昨日(7月28日:月)のレポート】天気:晴れ     

<行程>

道の駅:マオイの丘公園 →(R274・R234・道道)→ 栗山町:継立自動車工業(下部塗装)→ [塗装の間に岩見沢市内にてコインランドリー、その帰途温泉入浴] →(R234・R274)→ 道の駅:マオイの丘公園(泊)

<レポート>

昨夜はずっと雨が降り続いて、夜明け近くまで雨音が車の天井を叩き続けていた。この分だと、明日の午前中辺りまで回復は持ち越されるのかと心配だったが、5時過ぎに起き出して外を見ると、雨はすっかりあがって、青空が広がりつつあった。こうなると、こりゃあ今日は暑くなるぞと、たちまち今までの涼しさの味わいとは逆の心配が頭を持ち上げてくる。北海道の夏は雲のありなしで、この頃は極端に体感を狂わせるようだ。

今日は近くの栗山町にある自動車工場で、SUN号の下部(=底部)の塗装をして頂く予定になっている。それで天気が心配だったのだが、この青空ではそれはもう大丈夫だと安心した。工場まではここから30分ほどで、8時過ぎには車を持って行って準備に掛って頂くことになっているので、少し早目にここを出発しなければならない。昨夜は遅くまで再会の喜びと楽しさを共有した隣のミズノさんご夫妻と一先ずのお別れをして栗山町に向かったのは7時半を少し回った頃だった。一先ずというのは、お互い先の予定はそれほど明確ではなく、近々又何処かで再会が叶うかもしれないからである。自分たちは、今日は塗装の成り行き次第で、今夜何処に泊るかまだはっきりしていないのである。

栗山町の継立地区にある同名の自動車工場は、5年前に旅の知人から教えて頂いて一度SUN号の底部を塗装して頂いた所である。本当は昨年お願いしようと予定していたのだが、急に旅を止めざるを得なくなって1年遅れたけど、今年はどうしてもやって頂こうと旅の初めの段階で対処して頂くことにしたのだった。朝一番の参上だったけど、社長は既に仕事で外出されたらしく、お会いできなくて担当の方に車を預ける。塗装が終わって、車が使えるのは夕刻となるので、その間は代車を出して頂いて、それを利用して過ごすことになる。前回は岩見沢市内まで行ってコインランドリーを探して洗濯を終わらせ、少しぶらぶらした後、帰りに温泉に入って戻ったのだった。今回も旅も9日目となり洗濯物もかなり溜まってきているので、前回と同じような過ごし方を予定している。

ということで、塗装をお願いした後は、岩見沢の方に向かう。岩見沢市は札幌と旭川の中間近くに位置するかなり大きな街で、5年前に来た時には、郊外のショッピングモールが賑わっていて、大都市並みだなと少し戸惑ったのを覚えている。あの時は代車をイオンの駐車場に停めて、車のナンバーなど確認することもなく、そのまま店の中に入って買い物などをしたのだが、終って外に出ると出口を間違えたのか、車を何処に停めておいたのかが判らず、その後大汗をかいてかなりの時間探し回って、ようやく発見に至ったという苦い経験がある。このイオンは建物の三方が広大な駐車場になっており、出入り口も皆同じようなレイアウトになっているため、初めての来訪者が出入り口の名称を覚えていないと、まるで目くらましに遭って、異次元の世界に来たような混乱を覚えるのである。

そのイオンを脇に見て、コインランドリーを探したのだが、以前あったと思われる場所の道を往復してもそれらしきものが見当たらない。看板は残っているのに、そこにあるのは蕎麦屋さんなのだ。その後かなり時間をかけて探し回って、ようやく少し離れた場所に見つけ出す。やれやれである。代車なのでナビなどなく、足で探すしかない。それでも見つかって良かったと安堵する。それから2時間近くかかってようやく洗濯を終える。相棒の話では、今まで利用した何処のコインランドリーよりも料金が高かったとのこと。これはもう、諦めるしかない。

洗濯が終わった後は、少々買い物をしようとイオンに行く。周辺には大型の家電販売店やドラッグストアなどが幾つもあって、以前来た時はかなりの賑わいだったのだが、今回は落ち着いた雰囲気だった。あれから5年が経って、正常な姿に戻ったのかもしれない。平日の月曜日でもあり、来客の少ない日だったからなのか、以前と比べてかなり商売のトーンが下がっているのを感じた。よく見ると、5年前にあった食べ物の店などはその大半が消え去って、新しい別の店が進出したり様変わりしたりしている。イオンの中に入って見ても客は少なく、広大な売り場は静まり返っている感じがした。世の中の動きの激しさを改めて実感したのだった。5年前に焼き魚を食べそこなったのを取り返そうと、ひそかに昼飯に期待していたのだけど、その店も無くなっていて、やむを得ず昼食はイオンの中のそば屋さんで、そばではなく丼物を食した。

その後は、他の店などを覗いて少々の買い物をし、とにかく暑いので温泉に入って休むことにして、栗山町郊外にあるゴルフ場の温泉に入りに行く。この辺りには、温泉の日帰り入浴を営業しているホテルなどが多くて、今回も以前にも何度か行ったことがある、シャトレーゼゴルフ&スパリゾートホテル栗山という所に行くことにした。広大なゴルフ場の中に立つホテルには天然温泉が設けられており、ゴルフ客でなくてもその良質のお湯を楽しむことができる。16時過ぎまで、温泉と高原の空気をじっくりと味わって過ごした。

17時少し前に工場に戻ると、既に塗装は完了していて、社長が出迎えて下さった。以前お会いした時と少しも変わらず、お元気そうに活躍されているお顔だった。そのあとしばらく旅の話題などで歓談のひと時を過ごす。17時半すぎ、お別れの挨拶をして、今朝出発した長沼町の道の駅:マオイの丘公園に向かう。当初は他の地に移動しようかとも考えていたのだが、無理をすることもあるまいと思い直し、最も近い道の駅のマオイの丘公園にもう一泊することにした次第。もしかしたらミズノさんも居られるかな、などと期待したが、どうやら新たな場所へ向かわれたようで、それらしき車は見当たらなかった。

夕食時には珍しく相棒も一杯やるのだと、念願のサッポロクラシックを有田焼のコップに注ぎかざして、「うみゃ~」などと一人ご満悦だった。今日は二人とも結構歩き回り、動き回って疲れてしまい、19時前には寝床に入り込んで、たちまちの爆睡となった。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする