山本馬骨の くるま旅くらしノオト

「くるま旅くらしという新しい旅のスタイルを」提唱します。その思いや出来事などを綴ってみることにしました。

間もなく東北春旅に出掛けます

2014-05-02 02:56:27 | くるま旅くらしの話

 このところずっと筑波山登山の話ばかりで、このブログ本来のくるま旅くらしに係わることをテーマに出来ないのをもどかしく、申しわけない気持ちでおりました。数年前までは、5月の連休の前に旅に出掛けるようにしていたのですが、この頃は4月の終わり頃に何かしらイベントなどがあり、それを終えないと出掛けられないことになってしまって、そうなると、連休中の混雑を避けての出発となってしまいます。

 ということで、今年は来週の連休の後に、久しぶりの東北春旅に出掛けることにしています。関東に住む者にとって東北の春旅は、忘れかけていた昔の本物の春を味わう最高の時間のように思えます。「昔の本物の春」と敢えて言うのは、半世紀前の頃までは、関東にも田舎の穏やかな自然の春の息吹が随所に見られたのですが、今はそれらがほんの僅かになってしまい、人工的な春が付加再生された部分が多いようになってしまったと感じているからなのです。東北以外のエリアでも、自然そのままの春が残っているところはまだたくさんあると思いますが、東北は関東よりも1カ月ほど遅い春なので、今年二度目の春の味を昔のありのままの姿で味わうことが出来るのが嬉しいのです。東北にも大都会は幾つかありますが、私どもの旅ではそのような場所は殆どが通過するだけとなります。

 三年前の大震災の後、まだ一度も被災地エリアを訪れたことがなく、今回はその三年後の現状をしっかり確認し、この国がこの先何をすべきかについての課題なども探ってみたいと考えています。被災のあり様について穿鑿(せんさく)する気持ちは無く、ただ一日も早い真の復興の実現を願うだけですが、この目で今の実態を確認できればと考えています。

   

2014年 東北春旅概略コース(案)です。写真でしか示す方法を知らないので、斯様な醜いものとなりました。凡そのコースの見当くらいはイメージ頂けるかと思います。

 さて、大ざっぱな旅の予定ですが、先ず帰宅リミットを6月1週目としました。コースとしては、先ず常磐道、北関東道、東北道などを利用して岩手県の一関ICで降り、厳美渓近くの道の駅に泊まり、翌日は重要文化的景観に指定されている、本寺地区を訪ねたいと思っています。ここは以前にも一度訪ねたことがあるのですが、もう一度じっくりとその歴史的な景観を味わいたいと考えています。

今決めている具体的な目的地はそこまでで、そこから先は未だアウトラインしか決めていません。本寺の後は、高速道を止め一般道を行くことにし、先ずは遠野方面に向かい、その後は釜石に抜けて太平洋側に出て、そこからはリアス式海岸に沿う道を北上し、青森県の三沢辺りまで行き、小川原湖辺りで少しゆっくりする考えです。大震災の被災地としてはもう少し南部のエリアが大きかったと思いますが、釜石や宮古など岩手県のその後の現状を見てみたいと考えています。

小川原湖まで行ったら、今度は青森県を横切って奥入瀬渓流を遡って十和田に出て、そこからは峠を越えて黒石市方面へ下り、峠辺りで採る予定にしている蕗のトウを材料に、田舎館の道の駅でバッケ味噌(=蕗味噌)を作ることなどを考えています。丁度その頃は雪解けの残雪の中からたくさんの蕗のトウが芽を出し始めていると思いますので、楽しみにしています。旅の中ではこのような楽しみも大切だと思っています。

次は、コースははっきり決めていませんが、お岩木山を左手に見ながら津軽平野を横切って日本海側に向かうつもりです。日本海側では、先ずは鯵が沢の焼きイカを味わいたいと考えています。それが叶ったら、南下を開始して秋田まで行き、そこからは角館に向かい、更に田沢湖から乳頭温泉の秘湯などを楽しみたいと考えています。その後は恐らく横手市まで南下し、そこからは再び日本海に向かい、象潟や酒田近郊の名所などを訪ねながら鶴岡から羽黒山に参詣したいと思っています。

その後は、もう一度日本海側に出るか、それとも中央の道を寒河江方面に向かうか、これはその時の状況で決めることにしようと考えています。いずれにしてもそこから先は必ず米沢市まで行くことにし、そこから山越えで喜多方市に向かい、ラーメンを食べた後会津の町の下見をしたいと考えています。会津には並々ならぬ関心があり、今回の旅とは別途に再訪するつもりでいます。会津の下見が終わったら、家への帰途に就く考えで、その最終期限は、6月7日を考えています。

ざっとこのような計画なのですが、凡そ4週間ほどの旅になるのではないかと思っています。昨年の秋以降どこへも出かけておらず、くるま旅の感覚を取り戻すまでには少し時間がかかるような気がします。旅の間は、いつものように旅の様子などをブログで紹介させて頂く考えです。出発までに今しばらく時間があり、この間にもう一度筑波山に登りたいと思っています。しばらくお待ちください。

(本来なら旅の計画等の紹介は、地図などを使うのが当たり前なのですが、このブログでは、それをどのように加工して示せばよいのかが判らないので、取り敢えず写真で予定の概略コース(案)を示して、文語での紹介となりました。悪しからずご了承ください)

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