山本馬骨の くるま旅くらしノオト

「くるま旅くらしという新しい旅のスタイルを」提唱します。その思いや出来事などを綴ってみることにしました。

2010年西日本への旅 でこぼこ日記:第21日(最終日)

2010-12-20 01:20:48 | くるま旅くらしの話

 

21日<11月12日(金)>

 

行 程】 道の駅:アルプス安曇野ほりがねの里 → (K52・R19・R254・R18) → (上田市・小諸市・碓井峠) → ドライブイン荻の家 → (R18) → (高崎市他経由) → (R17・R462・R354) → 道の駅:さかい(茨城県境町) → (R354・K252他) → 自宅  <243km>

 

明け方から天気はあまりよくない。寒さを感ずるのは、この地ではもう当たり前のことなのかもしれない。今日は旅の最終日である。一昨日までは、休日に高速道を利用して帰宅するという固定観念がこびり付いてしまっていて、帰宅は明日のつもりでいたのだったが、よく考えれば、何も高速道などに頼らずとも、一般道を利用しても夕方までには十分に家まで届くではないかと気づいた次第。高速道の千円が今回の旅ではまじないの如く頭に定着してしまっていたようだった。とにかく今日は一般道を通って家に帰るつもりでいる。

 

8時半に販売所が開店。待ちかねていた何人かの人たちが店内に勇んで入っていった。少し遅れて我々も中に入る。魅力的な野菜類が山のように積まれている。どれも買いたいという衝動に駆られるが、家に帰れば何種類かの野菜が畑で待っている筈なので、家にはない物を選ぶことにする。結果としてはセロリを数株と泥ネギを一束買った。セロリは大きな株が200円ほどなのだ。この地に住んでいれば、ベジタリアンの条件は完璧なように思う。漬物類の野菜などは、台車に一杯もの量を買っている人も何人かいた。樽にでも漬け込むのであろうか。とにかくこの道の駅の情景を見ていると元気が出てくるのである。

 

 

 

道の駅の堀金物産センターの看板と営業時間案内。夏期は7時から冬季でも8時からの営業は、活力ある販売拠点であることを示している。農産物を10時から販売しているような道の駅もあるけど、そのような場合の多くは惰性で営業している感じで魅力のない所が多い。

 

    

道の駅の入り口には、地産地消優良表彰の農水大臣賞受賞の看板が誇らしげに掲げられていた。この表彰は真に当を得たものであり、正解だなと思った。

 

9時丁度、いよいよ出発となる。今日のコースは山を越え、上田に出てR18に入り、軽井沢等を通って高崎に出て、そこから先はR50経由にするかそれとも別の道を行くか決めかねている。行ってみて状況を見てから判断するつもりでいる。まずは、R19に出て、少し松本方面に戻り、R254に入って松本トンネルを潜って、山の中を走り、有料の三才山トンネルを潜って丸子町(今は上田市)から上田に向かう。この辺りは温泉が多い。今日は帰りの途中なので、湯ざめなどしてはつまらないので、温泉に行くのは止めにしている。トンネル出た頃はかなりの雨降りとなっていた。

 

上田に出てからは、R18は、浅間山などの高山のかなり高い山裾を走っている。新しく出来た道なのであろう。車社会では、その昔は想像もつかない場所に道路が作られ、その周辺に幾つものショッピングモールが形成されている。下の方の旧市街はシャッター通りと化し始めているのだろうか。小諸の市外辺りで、邦子どのの好きな古布の店らしいのがあったので、ちょっと立ち寄る。30分くらいで出てきたのは、あまり気に入ったものが見当たらなかったということであろうか。勿論自分の方は外の車の中で地図を見ていただけである。

 

軽井沢には寄らない。前に寄ったときは不快な思いをした。駐車場は有料で不親切だし、街のトイレは汚かった。表通りのチャラチャラさに比べて、見えない部分への思いやりのようなものが欠けている町のような気がするのである。邦子どのはあの気取った雰囲気やハム・ソーセージなどに惹かれるようだけど、自分的はあまり好きになれない。今回は今日中には帰宅するつもりなので、横道には入らないで、そのままバイパスの方を通過する。

 

碓井峠を越えて、くねくねとくねった長い下り坂が続く。途中で事故車を目撃する。明らかにスピードを出しすぎでカーブを曲がり損ねたことによる事故だった。大したケガでなければいいのにと思いながらの通過だった。事故を起こした人には同情できない。起こさなくてもいいのに起こしているからである。坂を下って、その昔の横川の駅弁として有名な、おぎのやのドライブインで、久しぶりに峠の釜飯で昼食にする。いつもは家に持ち帰って冷たくなってから食べることが多いのだが、今日は食堂で暖かいのが食べられて良かった。今回の旅で外食するのは、日生のカキオコ以来2度目である。旅の最後は、ちょっぴり豪華(?)に締めくくろうなどと考えたのかも知れない。

 

食事のあとは、ひたすら走って我が家を目指す。高崎近くになって、往路のR50を行くか、それとも、R17からR354を通って館林から埼玉県経由で行くかしばらく迷ったが、前橋の方を回ってR50で行くよりも埼玉経由の方が空いているような気がしてこちらの道を選ぶ。これは正解だった。順調な流れで、茨城県の境町の道の駅:さかいに到着。ここまで来ると我が家まではあと一息である。16時50分我が家に到着。思ったよりも早い到着でホッとした。全走行距離は3,414kmだった。いつものように後片付けに汗を流すことになったけど、先ずは無事我が家に辿りついて安堵する。

コメント
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