山本馬骨の くるま旅くらしノオト

「くるま旅くらしという新しい旅のスタイルを」提唱します。その思いや出来事などを綴ってみることにしました。

九州・山陰他エリアくるま旅でこぼこ日記:第29日

2010-05-11 04:34:40 | くるま旅くらしの話

〔これは6年前の記録です〕 

第29日:12月15日(水)

行程:道の駅:金森温泉ぬくもりの里~(美濃加茂)(多治見)(瀬戸)(豊田)(岡崎)(豊橋)(浜松)(掛川)~藤枝市:妹宅[泊] <246km>

この道の駅に泊ったのは2度目である。沸かし湯の温泉だけどソフトでなかなかいい湯だと気に入っている。ここは下呂と合併して今は下呂市の一部となっているのだろうか。平成の大合併か何か知らないけど、馴染みの地名がどんどん無くなって訳のわからない、時には滑稽としか思えないような、変ちょこりんな名前の市や町が生まれているのは気に入らないねえ。どこかにメリットはあるのかもしれないが、デメリットもかなりあるんじゃないかいな

民営化がどうたらとかいう主張は、コストをベースとした効率化オンリーの理屈であり、全てのマネジメントに共通しているとは思えないというのが拓の考え。K総理の主張も全て間違いではないけど、例えば大学の独立行政法人化の問題などは、大学が経営を上手くやることばかりに気をとられ、コストばかり追いかけていたら本当の目的は何なのかが見えなくなってしまうのでは?大学が多過ぎるので減らすのが目的ならば、別の方法で鉈を振るった方がマシではないか?コスト効率の追求ばかりやっていたら、全ての大学のレベルが低下してしまうような気がしてならない。大学に行く資格も無いような学生、それを指導する力も無いような教官、それらを何とかしないと、大学経営などよりももっともっと深刻な問題がこの国に根付いてしまうのではないか。あれれ、なんか話がおかしくなり出したぞ? 拓の高校の同窓の一人が、ある大学の学長になったのだが、彼の呻吟する姿を思い浮かべる度に、役人どもの考え方、やり方の底の浅さが我慢ならないのだ。何の話だったか?そうそう、合併の話だった。

さて今日は藤枝の妹宅にお邪魔することだけが目的であり、その他は何もない。高速で行けば直ぐだけどそれは避けて下の一般道を行く考えである。東海道は何時も東名を利用してばかりいるので、著名な市や町もその外れの方を掠めて通るだけであった。今日はどんな所なのかをチョッピリ覗きながら、ちんたらと走ることにしたい。8時55分出発。

R41を美濃加茂に向い、美濃加茂からR248に入って、多治見方面へ。ここから先は、藤枝まで殆どが初めて通る道となる。多治見や瀬戸は陶磁器の焼物で有名な所だが、今まで行ったことはない。通りすがりに良い所があれば訪ねようと考えながら行ったのだが、瀬戸を通過するまでの間にはそれらしきものは何もなかった。メインの道路を通っているはずだから、何かはあるだろうと思っていたのだが、完全に期待を裏切られた。特に瀬戸市内の悪路には驚いた。悪路というより街づくりというか、行政の遅れというのを感じるほどで、今まで全国を廻ってきた中ではかなり酷いレベルだなと思った。もしかして酷い所ばかりを通ってしまったからなのかもしれないが、今度通る時には見違えるようになっていることを願うばかりである。瀬戸からR155にて豊田に。豊田も初めて来る所である。世界有数の巨大企業の本拠地とは一体どのような所なのだろうかと期待しながら通ったのだが、ここも瀬戸と同じように、通った道には工場の気配を感じさせるものは殆どなくて、ただごちゃごちゃした市街地の道があっただけだった。このような期待を満足させるためには、やはり予めある程度道や場所を調べて訪ねなければダメなのだということであろう。豊田から岡崎に向かい、岡崎でR1に入る。ここから先は、この道で一路目的地の藤枝まで行くだけである。

途中適当に休みながら、浜松に入る。昼飯を食べ損なっているので、なんとしてもこの辺りで名物のうなぎを食べようと考え店を探したのだが、なかなか見つからない。弁天島辺りを通過して暫く行って、ようやくうなぎ屋の看板を見つけてその店に入る。14時になっていた。もしかすると浜松というのはうなぎの養殖、生産地であって、食べさせるのは別の場所となっているのかもしれない。うな重を頼んで食したが、関東の自家近くの牛久沼湖畔の馴染みの店のそれよりもレベルは下だと思った。浜松はうなぎパイで我慢する方が賢いのかもしれない。贅沢な話ではある。

掛川を過ぎて、バイパスがあるのでそのほうが早いだろうと入ったのだが、工事規制があってノロノロ運転を余儀なくされ、余計時間がかかって藤枝についたのは17時にもなってしまった。邦子どのの妹宅をお邪魔するのは1年ぶりくらいか。大いに歓待戴いて、いつものように()適当に酔っ払って楽しいひと時を過ごさせていただいた。ありがとう。旅の最後の夜は酔い任せで終わる。

コメント
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