今日(9/8)、早朝の畑に行ってみると、待望の花オクラが何と一度に5個もの大輪の花を咲かせようとしていた。旅に出ない(出かけられない)間は、畑を見るのは大きな楽しみの一つである。
花オクラというのをご存知だろうか?オクラは勿論ご存知だと思う。野菜売り場に並んでいる、あのグリーンの五角形のような先のとんがった奴である。しかし、そのオクラの花といえば、これはオクラを栽培したことがない方には、想像がつかないのではないかと思う。オクラの花は綿の花に似た、黄色い美しい花である。その姿は、食用にしている実からは想像しにくい。
そして花オクラは、そのオクラの花よりも層倍美しい、大輪の花である。観賞用としても優れていると思うけど、私どもがこの花がとりわけて好きなのは、花の美しさだけではなく、それを食用として味わうことが出来るからである。
今年は、育苗に失敗して、植え付けの時期を間違え、畑では雑草にやられてしまって、生き残ったのはたった1本だけだった。その一本が、初めて花を咲かせてくれたのである。先ずはご覧あれ。
花オクラが待望の花を咲かせてくれた。今朝は5個の花を咲かせたが、これはそのうちの3つである。早朝なので、まだ花びらは大きくは開いていない。
花オクラは、花びらを集めて包丁でトントンと叩いて細かくすると、オクラ固有の粘りが出てきて、その塊(かたまり)を酢の物にして賞味するのである。大形の花なので、5個もあれば、家内と二人で食べるには十分である。粘りとシャキシャキ感があって、風味もよく上品な一品となる。今日はそれを楽しんだ、というだけの話でした。
花オクラの酢の物。これで1人前。なかなか上品な味である。