山本馬骨の くるま旅くらしノオト

「くるま旅くらしという新しい旅のスタイルを」提唱します。その思いや出来事などを綴ってみることにしました。

温泉の話⑦(温湯(ぬるゆ)温泉)

2007-06-09 09:22:11 | くるま旅くらしの話

今日は東北地方にたくさんある温泉の中で、私が今のところ最高に気に入っている温泉の一つ「温湯(ぬるゆ)温泉」の紹介です。温湯温泉は、青森県南部の黒石温泉郷の中の一つで、岩木川に合流する浅瀬石川が流れを少し緩める八甲田山系の山の麓あたりにあります。田舎館の道の駅からはR10210分ほど、反対側にある道の駅:虹の湖からも10分ほどの距離にあり、国道から少し入った所に共同浴場が設けられています。

この湯は鶴の名湯とも呼ばれ、温泉の近くには湯治宿も何軒か建っています。その昔、傷を負った鶴が湯に浸って元気になって飛び立つのを見た人が、この温泉に気づいたとか。それで鶴の湯の名が付いたと言うことで、動物が傷を癒すために湯に浸かるの見たと言う話はいろいろありますが、鶴というのはあまり聞いたことがありません。温泉の由来書きが掲げられていますが、これは本当なのだと信ずることにしています。

この温泉が気に入っている理由は、勿論お湯が良いことです。温湯(ぬるゆ)というほどぬるくは無く、結構熱いのですが、良いお湯の条件は、お湯から上がった後に流す汗が爽やかで、程よい温もりが持続することだと思っていますが、ここの湯はまさにその見本のような気がします。しかも料金は200円を切って、180円也。建物も浴槽も清潔で、申し分無しの温泉です。そして何より嬉しいのは、何とこの温泉は朝4時から入れるのです。駐車場に泊る場合は、300円也の料金を払わなければなりませんが、朝4時から入れると言うのは、これからの季節には是非一度試してみたいものです。番台の人に訊くと、朝4時でもドアが開くのを待っている人が、何人か居られるということですから、驚きです。いろいろな場所の温泉を利用させて貰っていますが、日帰り入浴で朝時から営業をしている所は、ここの他は知りません。

風呂を出て駐車場に向う間にある店の脇には、幾つかの入浴来訪者への呼びかけの看板があります。

「よぐきたな ささ さびはで 湯こさはてこい あじまし いい湯こだよ」(意味のわからない人、店の人にきいてね)

店の人には訊かなかったのですが、多分「よく来たね さあさあ、寒いからまずはお湯に入ってきな 温まっていい湯だよ」というような意味ではないかと思いました。「あじまし」という言葉には自信がありません

今回は2度ほどお世話になり満足しました。今度行くときは駐車場に泊らせて頂き、朝1番の風呂を楽しませて貰おうと考えています。
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