山本馬骨の くるま旅くらしノオト

「くるま旅くらしという新しい旅のスタイルを」提唱します。その思いや出来事などを綴ってみることにしました。

長文の功罪(携帯電話からの投稿に思う)

2007-06-02 03:59:02 | 宵宵妄話

今回の旅では、ブログ投稿の全てを携帯電話で行ないました。先回の房総の旅の時に、初めて携帯を使った投稿をして見ましたが、ものすごく手間と時間がかかって、こりゃ到底無理だわいと思ったのでした。しかし、旅先で携帯電話を中継器に使ったネット上では、スピードが遅く費用が重なりますので、とにかく携帯での投稿に慣れようと続けた次第です。

最初は出来る限り短文で済ませようと心がけたのですが、それではどうしても旅の楽しさや困惑などの状況は伝えられないと次第に思うようになり、字数を増して遂には2千字を超えるところまで行くようになりました。それでも伝えようとする半分にも届かない状況で、不満は残ります。

一体不断から、「あなたの文章は長くてくどいのが多い」と滅多にハガキすらも書かない家内から言われ、これまた滅多に本も読まない倅からは、「お父さんのブログを読むのは長くて大変だ」などとコメントされて、馬鹿なことをいうんじゃない!と、腹を曲げたりしてはいたのですが、今回は毎日投稿を続けながら、その意味が少し理解できたような気がします。

短い文章で、如何に多くの思いを伝えるかというテーマは、俳句ならずとも文字表現の世界では永遠の課題のような気がします。これをごまかすには、写真などの画像を多用すれば良いことは重々承知してはいるのですが、今の世の中は、視覚を刺激する傾向があまりに多く、強すぎる気がして、些か反抗する向きが宿っているのです。さりとて、五・七・五の表現では、日常的な旅くらしの様子を毎日伝えるのは、俳聖芭蕉といえども超困難だと思います。それで、結果的にはご覧のような中途半端な記事とは相成っている次第です。

携帯電話では、今までせいぜいメールのやり取りくらいで、千字を超えることはありませんでした。確か古い携帯では使える文字数に制限があり、そこまでは不可能だった様に思います。ブログ投稿のことも考えて、最近買い替えて写真の撮れる携帯にレベルアップしたのですが、なんと今では1万字まで投稿が可能なのですねえ。今回の最長の文でも3千字は超えなかったと思いますから、まだまだ存分に長文を投稿することは可能なわけです。

しかし、実際に文章を書くのには千字を打ち込むのに平均1時間はかかってしまいます。普段の会話をメールにするだけなら、慣れればもっと早く行けるのでしょうが、時には辞書を引きながら携帯の画面で文字を探すこともあり、それがなかなか見つからなかったり、或いは収納されていない文字もあったりで、なかなかスムースに打ち込めず、悪戦苦闘の毎日でした。朝3時に起き出し、ブログの投稿を終えたときは5時半を過ぎていたことも何度かありました。何でこんな馬鹿なことをやっているのかという自嘲の気持ちが何処かにあることは前にも書きましたが、何しろ旅の間は、それこそ超早寝・早起きとなりますので、6時間も寝れば眠り過ぎの私としては、毎晩20時には眠りに就いている毎日では、朝2時や3時の起床などは何でもないことで、とにかく時間が有り余っているのです。

30日近くも続けている内に、次第に欲が出てきて、この携帯を使いこなしてやろうと思うようになりました。1万字は無理ですが、2時間で5千字のレベルまで行ったら、これは表彰ものだと思います。携帯には変換や保存機能などAI(人工知能)の技術が取り入れられているようですが、中には向きになってしょうもない文字や文章を入れているようなところがあり、それにぶつかると無性に腹が立ってきて、思わず罵倒するような言を吐き、家内を起こしてしまうようなこともありました。携帯の文字変換などは普段使われている言葉の中で、最も素朴なものを最優先すべきだと思うのですが、作成者の気まぐれなのか、それが無視されているところが結構多いようで、不満があります。このような反抗してもしょうがないようなことに何時までも囚われていると先に進めなくなってしまいます。より平常心を持ち続けるようにして、もっと携帯での文章作成のスピードを上げてゆきたいと思っています。1ヵ月後には、北海道での旅くらしが控えていますので、この期間中に所期の目的をクリアーできたらいいなと思っている現在です。どうでもいいような話でした。

コメント
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