山本馬骨の くるま旅くらしノオト

「くるま旅くらしという新しい旅のスタイルを」提唱します。その思いや出来事などを綴ってみることにしました。

東北春旅: 第28日

2007-05-27 06:36:39 | くるま旅くらしの話
今日は、いよいよ本格的南下の開始日。でもまだ迷いがあり、1日くらい帰宅を遅らせてもいいな、と思ったりしている。朝食の後、歩いて厳美渓散策へ。今日は昨夜までの雨が嘘のような快晴である。近くを何度も通っているのに、厳美渓を観るのは初めてである。行ってみると昨日の雨で川の水は濁っていたが、奇岩の中を急流が白く砕け奔っていた。此処は仙台藩の領地だったらしく、政宗公が植えたというエドヒガンの老木が、渓流の両側の土手に何本か健在だった。1時間ほどかけて、散策を楽しんだ後、車に戻る。その後は、昨日下見に行った本寺地区へ向かう。本寺地区は国指定重要文化景観になり、中尊寺等と併せて、世界遺産登録を目指している。昨日は雨降りでよく判らなかったが今日は良い天気で、その重要文化景観を見るには最高の日和だった。小高い両側の山に挟まれて、真ん中を流れる本寺川に沿って、幾つもの田んぼが広がり、その向こう側に、イグネに守られた大きな屋根の家が点在している。この風景は、その昔の荘園時代の絵地図に描かれたそれとあまり変わ
っていないという。変わることばかりに価値を見いだしているような今の世の中だけど、この様な景観を見ていると、変わらないことにも大いなる価値があるのだということに気づかされた。どの家もイグネに守られ、何だかたくさんの神社が点在しているような錯覚にもとらわれた。その景観を十分目にした後、いよいよ南下開始。約2時間ほどノンストップで走って、道の駅:三本木へ。此処で昼食休憩。昨日のメールでは、旅の友、伊東さんが、今日此処でパークゴルフをすると聞いている。先着されているかな、と思って探してみたが、見当たらなかった。2時間ほど休憩し、出発前に相棒が電話したら、こちらに向かっているどのこと。それならば折角だから、会ってからにしようと、待つことにした。さあ、それからは約1ケ月ぶりに会って、話が弾み、とうとう此処に泊まることになった。酒を酌み交わしながら、話は尽きることなく、12時近くまでの歓談となった。この様な予定変更は、最高の喜びである。伊東さんご夫妻、ありがとうございました。今日の走行距離96
km。明日も、どんどはれ。
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