山本馬骨の くるま旅くらしノオト

「くるま旅くらしという新しい旅のスタイルを」提唱します。その思いや出来事などを綴ってみることにしました。

東北春旅: 第22日

2007-05-21 03:00:23 | くるま旅くらしの話
まだ小雨が降っている中、出発の準備をする。今日はお世話になったこの道の駅とおさらばし、南下開始予定。9時少し前出発。先ずは七戸の道の駅へ。此処で野菜類などを買って、八戸へ向かう。今日は市内を少し歩いてみたい。途中六戸町のメイプルふれあいセンターという所で、地元の産物をゲット。巨大な長芋がたった130円なのには参った。つい買ってしまった。八戸では、城跡や市内メイン通りなどを散策する。せんべい汁のせんべいを作っている店を探したが、見つからなかった。中心街は次第に昔になりつつあるような印象を受けた。その後は、先日見れなかった、二戸の歴史民俗資料館を訪ねることにして出発。閉館かと思っていたのだけど、今日はちゃんと開いていた。失礼。此処では、館員のi散策に、たいへんお世話になり、恐縮した。昨日の青森県の郷土館には無かった、南部と津軽の軋轢の歴史を象徴する、相馬大作事件の、その相馬大作の出身地が此処二戸と知り驚いた。資料館のかなりのスペースに彼の遺品などが展示されており、感動した。特に「志
不昧萬死」という書には、当時代を生きる人の信念と情熱、エネルギーを感じた。単なる恨みつらみの話ではなく、相馬大作という人の時代を見抜く確かな考えがあったのだと確信した。iさんの説明から、この地では郷土出身の偉人をとても敬い、大切にしようとされているのがわかった。郷土館とは、まさにそうあるべきだろうと合点した。やたらに少し古い民具などばかりを並べるだけの資料館などが多いが、その町や村に関わる人物無しでは、歴史は理解出来ないのではないかと思う。iさんからたくさんの資料を頂戴し、何か宿題を貰ったような気がした。その他のことでも、二戸がかなり近づいたような気がして、いい時間だった。その後は、もう一度九戸村の道の駅:折爪に行き、此処に泊まることにする。珍しく相棒が張り切って、山菜の天ぷらを揚げてくれた。うみゃ~、と言いながら、毎度変則的な夜を迎える。今日の走行距離は123km。どんどはれ。
コメント
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