東京多摩借地借家人組合

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地代増額の調停で妥当な地代額で決着 更新料の請求はなし

2018年06月08日 | 地代家賃の増減
 北千住駅東口には近年東京電機大学が移転し、東口エリアには同時に2か所の再開発計画が持ち上がっている。

 駅東口から徒歩5分ほどのところで約42坪の宅地を賃借する釜本さん(仮名)は昨年4月地主の成年後見弁護士から坪当り221円の地代増額と更新料120万円を請求される。12月には同弁護士から地代増額請求の調停を申し立てられる。

 本年Ⅰ月には顧問の田中弁護士と相談し、近隣地代を調査し、妥当な増額金額を検討した。前地主が7年前に内容証明郵便で増額請求した坪700円を基準にすることにした。調停では、次回に回答する位に余裕を持ち、底地買取りも確認することにした。

4月の第3回調停で坪当り90円の増額分坪700円の地代額を認める代わりに本年5月分からの支払いを認めさせ、更新料の請求はなかった。(東京借地借家人新聞より)









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