東博・秋色茶会

今日は東京国立博物館の裏庭にて
台東区の茶会
香道の先生が席持ちなさるので
みんなで参加した

天気は良いお茶会日和だが
合わせの着物では暑いが
東博の庭園の木々は
目一杯枝葉を伸ばし
視界は緑色で埋まる
風が吹けば秋だ

九条館にて香席
今日は
三夕香と言うものだった

新古今の
秋の夕暮れの歌の初句が
それぞれにて当てられている

浦の苫屋
鴫立つ沢
槇立つ山と言う
試香が三つ
初めに聞き　覚えておく
その後で
本香が一つ
何かわからない
それが三つのうちのどれか
と当てるのだ
分かりやすかったので
当たった

当たれば気分良く
香が終わると隣の応挙館へ
担当は表千家不白流

大寄せの茶会は待つ時間長く
いざ席に入れば
正客を決めるに
騒がしきやりとりがあるのを
静に見守る楽しみもある
香は一時空腹を忘れる
いや空腹でないと
香りがわかりにくいが
お菓子と御茶を頂きひと安心
時間的に
ほかの席にはもう入れない
食事が付いていないので
都美術館の2階のレストランにて
遅い食事をし
満足
今日はこれで帰ろう




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