村雨庵 茶の湯日記

日々是茶の湯

朝ぼらけ荻のうは葉の露みれば

2021-09-23 23:37:06 | 村雨庵 稽古 

 曾禰好忠ソネノヨシタダ
朝ぼらけ荻のうは葉の露みれば
ややはださむし秋のはつかぜ

今日は木曜稽古
彼岸の中日である
寄付には三夕の和歌と
三歌仙の画
三夕サンセキの和歌とは
新古今集のなかで
五句が秋の夕暮れで終わる三首の和歌をいう

寂蓮「さびしさは其の色としもなかりけり
   まき立つ山の秋の夕暮」
西行「心なき身にもあはれはしられけり
   鴫シギ立つ沢の秋の夕暮れ
定家「見渡せば花ももみぢもなかりけり
   浦の苫屋の秋の夕ぐれ」

待合は経切れ
本席は「明歴々露堂々」小堀卓巌筆
明歴々露堂々とは
歴々と明らか
堂々と露アラわる

明らかにはっきりあらわれていて、
少しも覆い隠すところがない
と言う意味らしい

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする