村雨庵 茶の湯日記

日々是茶の湯

わびぬれば

2020-03-22 20:54:42 | 短歌・俳句の事
百人一首一覧1~20
1. 天智天皇
秋の田のかりほの庵の とまをあらみわが衣手は 露にぬれつつ
2. 持統天皇
春すぎて夏きにけらし 白妙の衣干すてふ 天のかぐ山
3. 柿本人麻呂
足曳の 山鳥の尾の しだり尾の長々し夜を獨り かも寝む
4. 山邊赤人
田子の浦に うち出でて見れば 白妙の富士の高嶺に 雪は降りつつ
5. 猿丸大夫
奥山に 紅葉踏み分け 鳴く鹿の聲きく時ぞ 秋はかなしき
6. 中納言家持
鵲の 渡せる橋に おく霜の白きを見れば 夜ぞ更けにける
7. 阿倍仲麿
天の原 ふりさけ見れば 春日なる三笠の山に 出でし月かも
8. 喜撰法師
わが庵は 都のたつみ しかぞ住む世をうぢ山と 人はいふなり
9. 小野小町
花の色は 移りにけりな いたづらにわが身世にふる ながめせしまに
10. 蝉丸
是れやこの 行くもかへるも 別れては知るもしらぬも 逢坂の關
11. 参議篁
わたのはら 八十島かけて こぎ出でぬと人には告げよ あまの釣船
12. 僧正遍昭
天津風 雲の通路 ふきとぢよをとめの姿 しばしとどめむ
13. 陽成院
筑波嶺の みねより落つる みなの川戀ぞつもりて 淵となりぬる
14. 河原左大臣
陸奥の しのぶもぢずり 誰故に亂れそめにし われならなくに
15. 光孝天皇
君がため はるの野に出でて 若菜つむわが衣手に 雪はふりつつ
16. 中納言行平
立別れ いなばの山の 峯に生ふるまつとしきかば 今かへりこむ
17. 在原業平朝臣
千早振る 神代もきかず 竜田川から紅に 水くくるとは
18. 藤原敏行朝臣
住の江の 岸に寄る波 よるさへや夢の通ひ路ひとめよくらむ
19. 伊勢
難波がた 短き蘆の ふしの間も逢はで此世を すぐしてよとや
20. 元良親王
佗ぬれば 今はたおなじ なにはなるみをつくしても あはむとぞ思ふ

蜀山人の狂歌に
わびぬれば
鯉の代わりによき鮒のみを造りても飲まむとぞ思う

暇だから
百人一首でも覚えようかな

写真は
里芋を貰ってお料理したとき
切り落としたものを
台所の窓際に
水につけて置いたものだ
芽が出て
葉が伸びるを
楽しんでいる
コメント
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