村雨庵 茶の湯日記

日々是茶の湯

茶会のあと出光美術館

2017-11-23 23:12:45 | 茶事 茶会 
けっこう雨が降っているので
裾を上げ雨コートを来て
出かける
現地に11時

今日は茶会だ
濃茶席は
大徳寺169世の天佑の一行
花入胡銅龍耳
香合オランダ
茶入は古瀨戸
遠州の歌銘
茶杓は玄々斎
茶碗は高麗
水指は古萩

薄茶席は
住吉詣の画
瓢の花入に錦木と磯菊
唐物独楽香合
御園棚に
鳳凰の蒔絵がある手桶水指
寒雉の釜
古九谷の薄器
鵬雲斎の茶杓
了入の赤楽に
替は真葛
その後点心
小寄せの茶会ゆえ
そう待たずに回ることが出来ストレス無く
茶会を堪能した

終わると午後一時少し過ぎた
まだ帰るには早い
出光美術館へ行こうと決めて
想望庵様と待喜庵様と三人で向かう
展覧会は書の流儀Ⅱ
石山切
後陽成天皇
筑後切
近衛信伊などが
一点ずつでなく
複数展示されているのに満足
12月17日迄なので
又是非来よう




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冬日に時雨を詠むやまと歌

2017-11-23 01:50:19 | 村雨庵 稽古 
冬日詠時雨
    和歌
 長門介平景樹
大空は吹きのみ払う山風に
曇りかねてや
降フルしぐれかな


懐紙の後ろから三文字
は万葉仮名の約束だ
三文字目は「戻る」とある
その文字は
初見では正しく読めず
調べたところ
万葉仮名での読みは「れ」
それでこそ意味が通ずる


今日は朝早く
九時半頃から生徒様がみえる
その時はまだ
雨はふっていなかったのに
やがて雨が降り出した
掛け物は
ちょうど時雨を詠む
香川景樹の懐紙

香川景樹とは
江戸後期の歌人。
桂園派の祖。
鳥取生。
名は純徳、のち景樹、
通称を銀之助・貞十郎、
号は桂園・東樢亭。
伊藤仁斎門下。
鷹司家・西洞院家に仕える。
香川黄中の養子となり京都歌壇を風靡した。
のち江戸・伊勢・尾張を廻り、
門人は千余人を数え、
永く明治・大正の世にまで門流を引いた。
天保14年(1843)歿、76才。
(美術人名辞典ヨリ)



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