村雨庵 茶の湯日記

日々是茶の湯

開炉の茶事

2017-11-10 23:53:06 | 茶事 茶会 
昨日とは違って寒くも暑くもない
晴れやかな良い天気
いそいそと開炉の茶事へ

待合の紅葉の和歌
露地は青竹が清々しい
本席の掛物は炉開きならではの
「開」
三宝に玄猪飾り

開炉の
厳かで且つ華やかな
雰囲気が漂う茶事が始まる
挨拶を交わし
初炭は盆香合
懐石は一文字ごはん
最近は冷凍かコンビニのご飯ばかり
炊きたてのご飯
そして新米
良い香りがするのだ
美味し幸せ

写真は今日の煮物椀
板前さんのお料理とはいえ
よくぞ作れり玄猪包み

中立して後入り
濃茶 後炭 薄茶

懐石の千鳥の八寸
後炭も略さず
素直な手順の茶事は
もてなされる客は頗る
心地よい
静謐なる濃茶の時間と
楽しみな薄茶の時間の緩急に
時間の経つのも忘れて
四時間はあっという間
余情残心を味わいつつ

今日はもう一つ用事がある
水道橋の宝生能楽堂にての
お能鑑賞
六時開演終わったのは九時半
お能は源氏供養と邯鄲カンタン
それと狂言
途中気持ち良くてウトウトしたが
久しぶりのお能はホントに
何もかも美しい


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なほ盛なる白菊の花

2017-11-10 01:30:04 | 村雨庵 稽古 
神無月
しぐれてさむき袖がきに
なほ盛なる
白菊の花

作者は
ご存じ樋口一葉
作家。東京生。名は夏子。
明治19年萩の舎に入門し正式に歌文を習う。
25年3月雑誌『武蔵野』初号に「闇桜」を発表、
「にごり江」「十三夜」「たけくらべ」
などの作品は、森鴎外・幸田露伴・高山樗牛ら
文壇の辛辣なる批評家といわれた人々が
筆を揃えて賞讃し、
女流作家の第一人者となった。
明治29年(1896)歿、25才


社中で一番若い二十代の七ちゃんは
入門して四カ月?
11月4日の茶会では
晴着で薄茶の点前を披露
次の日は
靖国神社の茶会に客で参加
普通は順が逆だろうが
どんなことにも
恐れず立ち向かう
その若々しさ
頼もしさ
愛らしさ
ロボットのような
操り人形のような
いかにも初心者の
その歩き方も今のうちだけ
見ていると笑みがこぼれ
みな癒される
七ちゃんは炉を
初めて見たとのことだが
今日の稽古は初炭手前
またも全く予備知識の無いままの炭手前
初めて羽を持ち炉縁を掃く
灰匙で灰を撒く
釜カンを釜にかける
香を焚く
初々しいね
多分なんだかわからないだろうが
すぐ慣れるし
続ければ必ず
身につく
心配御無用

写真は庭に咲いていた
名前はまだ調べていない



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