村雨庵 茶の湯日記

日々是茶の湯

長き夜

2012-09-19 01:02:24 | 懐石・料理
懐石料理のお稽古
教室まであともう少しだからと
雨が降り始めたが
傘はささずにそのまま歩いた
この位なら少しくらい濡れたって・・・
と思うと 急に大粒の凄い雨
折り畳み傘を広げてみたものの結構濡れてしまった

夜は料理の稽古に出かけた
写真は鰆の塩麹焼 
万願寺唐辛子を焼き前盛りしてある

トマトの湯むきの作業があった
十文字に包丁で切れ目を入れ
蔕をとり
湧いた湯の中に落とし
すぐ水に取る 
水から上げて皮を剥いておく
簡単な作業だが
自分の包丁が研いで無いせいか良く切れない
鋸のようにギコギコ動かして
ようやく切れ目を入れたが
その十文字の切れ目の深い事
すぐさま先輩から
「切れ目が深すぎ」 とすぐ注意された
包丁を研いで来なかった事を後悔した

普段はこの湯むきしたトマト
大きく幾つかに切り
塩を振る 
ジッパーの袋に入れて
オリーブ油を振りかけ冷蔵庫へ入れる
わが家の大した美味しくないトマトも
懐石料理には関係ないが
この方法だと美味しくなる

寐て起て
長き夜にすむ
ひとり哉 太祇

太祇タイギは
炭太祇タンタイギと言う 
江戸中期の俳人
蕪村とも交流があったらしい

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コメント (1)
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