村雨庵 茶の湯日記

日々是茶の湯

雲高く

2012-09-21 23:05:31 | お勉強
雲高く草遠くして牧の秋 小波
巌谷小波


今日は紫兎庵様のお誕生日
伊勢の会のいつもの中華屋のあと家に戻り
ケーキと花束でハッピイバースディを歌う
お腹いっぱいだったが蝋燭の火を吹き消されたあと
包丁で切り分け早速頂戴した
やはり別腹はある

伊勢物語を読んでいる「伊勢の会」
会員は紫兎様と松風様との三名だ
雑談、おしゃべりの後、伊勢物語を46段から55段までを読んだ
一段ごとが短いのでスラスラ読めた

伊勢物語は平安初期に成立した歌物語
作者は不明 
むかし、男
と 物語が始まる

54段 つれなかりける女
行きやらぬ夢路を頼むたもとには
    天つ空なる露やおくらむ 
つれない女に送った男の歌だが
私は泣いていますという歌のようだ

昔もつれない女がいて、涙する男がいた のだ



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菓子は「山の幸」

2012-09-21 01:30:06 | 茶の事
木曜稽古 昼は六名
水曜昼が休みだったので水曜組も参加
稽古場は結構混んでいる感じだった
朝は11時過ぎにひいろんさんとotakeさんそのあと月末に茶事をするさわわさん
ひいろんさんは灰型を直し
Otakeさんは庭の花を切り籠に入れる
下火を入れて釜を掛け
畳を拭く
炭点前の用意をしまず初炭
次に茶事をするさわわさんが五人分の濃茶を練る
いつもの稽古も茶を練るが生徒は皆が濃茶を練るので二名分位が普通だ
まだ茶歴も浅く茶事は初めてのさわわさん
先週から濃茶の点前は五名分を練っている
点前の最中にカズ先生とくましょうさんが来、五名揃った
菓子は「山の幸」緑色の金団の中に茶色の栗が巣篭もりのように二つ入っている
ちょうど籠があったので庭のニッサという栗の葉に似ている葉を敷く
秋の風情だったが 写真を撮るのを忘れた

山の日や
落ちてしづけき
栗の毬 
石鼎


石鼎は原石鼎ハラセキテイ
1886~1951 島根県出身の俳人




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