昨年の2月22日にわが従姉が亡くなり
一周忌を終えた
去年下記のような短歌を詠んだが
よくある素材でもあり との批評
心が動くから
どうしても類歌が多いのだ
この時はこの事のみが 頭にあったから
詠んだが 歌はうまくは無い
ただ詠まなければと思った
詠みたかったのだ
身近な愛する人との別れは言いようのないもの
どうしても
言葉には限度がある
この六月定年なるとう悲しみの声聞こえこし従姉の通夜に
暖色の装いをせず白と紺のイメージのまま従姉は逝けり
すでにして読経終えにし通夜の部屋焼香台には人の列なす
棺には愛読の本を入れにしかバイロンのそれも原語の詩集も
恋したることありしかと叔母は問う従姉の下向く遺影を見つつ
急逝せし苦しさおもいハンカチを握りしめつついくたび嗚咽す
遺影には眼鏡に透けるその奥の従姉の瞳がわれにまぶしき
東京医大の図書室の司書その業務いちずに勤め終えし従姉か
頭のよい子供なりしとう弔文に従姉は微笑を浮かべてやいん
一周忌を終えた
去年下記のような短歌を詠んだが
よくある素材でもあり との批評
心が動くから
どうしても類歌が多いのだ
この時はこの事のみが 頭にあったから
詠んだが 歌はうまくは無い
ただ詠まなければと思った
詠みたかったのだ
身近な愛する人との別れは言いようのないもの
どうしても
言葉には限度がある
この六月定年なるとう悲しみの声聞こえこし従姉の通夜に
暖色の装いをせず白と紺のイメージのまま従姉は逝けり
すでにして読経終えにし通夜の部屋焼香台には人の列なす
棺には愛読の本を入れにしかバイロンのそれも原語の詩集も
恋したることありしかと叔母は問う従姉の下向く遺影を見つつ
急逝せし苦しさおもいハンカチを握りしめつついくたび嗚咽す
遺影には眼鏡に透けるその奥の従姉の瞳がわれにまぶしき
東京医大の図書室の司書その業務いちずに勤め終えし従姉か
頭のよい子供なりしとう弔文に従姉は微笑を浮かべてやいん