村雨庵 茶の湯日記

日々是茶の湯

尾形乾山

2008-12-15 22:36:06 | 紫廼茶話会
尾形乾山(1663~1743)

乾山のやきものはなんとも云えぬ芸術性がある
琳派の乾山ならではもちろん書も絵画も洒脱、美麗
陶器となると立体のうえに描かる 
ただ鑑賞するだけでなく手に取り触感を感じつつ
あらゆる方向から眺め味わうことが 可能

この銹絵松図角皿の手取りの軽いこと
菓子を取り隣に送るが 
本心は  一度手に取ったら離したくない

寛文3年生まれ(1663)
京都の呉服商雁金屋  尾形宗謙の三男兄は光琳
仁清を慕い学んだ
元禄12年(1699)37歳 
 京都市の鳴滝に開窯
正徳2年(1712)50歳
 二条丁子屋町に移住。
鳴滝時代の末期から丁子屋町時代
   兄弟合作の作品残る
享保16年(1731)69歳 
 江戸寛永寺領入谷に窯 
 81歳で没すまで晩年を送る

乾山の生きた江戸
この皿を両手にとればタイムスリップするやもしれぬ

手を この手を離したくない
コメント (2)
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