紫廼茶話会 師走 14日
寄付掛物
与謝蕪村の消息
宛先は蕪村の門下で小蕪村と呼ばれた黒柳召波の子 維駒あて
送ってもらった品のお礼の手紙
日付は壬月十二
うるう12月
文中に雪と言う文字が目立つ
床前 青白磁の香炉 太鼓 飾らる
菓子が出る
亀屋良永の 初雪
尾形乾山の 色紙皿に
乾山は
伸びやかな松の画を右下に描き
賛は筆峰生き生きと 寒枝傲霜雪とある
松ともあらば
いや松ならばこそ
その寒きにいかなる霜雪あれど
枝を撓めず か
本席の掛物
立花大亀老師の一期一会
これぞ 茶なり
花入古信楽のうずくまる
小菊白侘助どうだんつつじ
さりげなく古信楽とは 花がうらやまし
道具畳には行雲棚に宋天目の水指
唐物なり
中棚に時代の小棗
雪花文様の数々の金銀蒔絵
内は総て金梨地である
瀟洒のひとこと
茶入は大海 丹波
仕覆の裂地は茶宇縞
茶碗は加藤丈佳の俵
紫兎様 曰く
「炭俵だと好かったが・・・」
あと
そうそう
伺いまする
お茶杓の銘は
「討ち入り」
とは 恐れ入りました
寄付掛物
与謝蕪村の消息
宛先は蕪村の門下で小蕪村と呼ばれた黒柳召波の子 維駒あて
送ってもらった品のお礼の手紙
日付は壬月十二
うるう12月
文中に雪と言う文字が目立つ
床前 青白磁の香炉 太鼓 飾らる
菓子が出る
亀屋良永の 初雪
尾形乾山の 色紙皿に
乾山は
伸びやかな松の画を右下に描き
賛は筆峰生き生きと 寒枝傲霜雪とある
松ともあらば
いや松ならばこそ
その寒きにいかなる霜雪あれど
枝を撓めず か
本席の掛物
立花大亀老師の一期一会
これぞ 茶なり
花入古信楽のうずくまる
小菊白侘助どうだんつつじ
さりげなく古信楽とは 花がうらやまし
道具畳には行雲棚に宋天目の水指
唐物なり
中棚に時代の小棗
雪花文様の数々の金銀蒔絵
内は総て金梨地である
瀟洒のひとこと
茶入は大海 丹波
仕覆の裂地は茶宇縞
茶碗は加藤丈佳の俵
紫兎様 曰く
「炭俵だと好かったが・・・」
あと
そうそう
伺いまする
お茶杓の銘は
「討ち入り」
とは 恐れ入りました