村雨庵 茶の湯日記

日々是茶の湯

師走14日

2008-12-14 21:53:04 | 紫廼茶話会
紫廼茶話会 師走 14日

寄付掛物 
与謝蕪村の消息 
宛先は蕪村の門下で小蕪村と呼ばれた黒柳召波の子 維駒あて
送ってもらった品のお礼の手紙
日付は壬月十二
うるう12月
文中に雪と言う文字が目立つ

床前 青白磁の香炉 太鼓 飾らる

菓子が出る
亀屋良永の  初雪
尾形乾山の 色紙皿に 

乾山は
伸びやかな松の画を右下に描き
賛は筆峰生き生きと 寒枝傲霜雪とある

松ともあらば
いや松ならばこそ
その寒きにいかなる霜雪あれど
枝を撓めず  か

本席の掛物
立花大亀老師の一期一会
これぞ 茶なり

花入古信楽のうずくまる
小菊白侘助どうだんつつじ 
 さりげなく古信楽とは 花がうらやまし

道具畳には行雲棚に宋天目の水指 
 唐物なり
中棚に時代の小棗 
雪花文様の数々の金銀蒔絵
内は総て金梨地である 
 瀟洒のひとこと
茶入は大海 丹波
仕覆の裂地は茶宇縞
茶碗は加藤丈佳の俵
 紫兎様 曰く 
「炭俵だと好かったが・・・」

あと

   そうそう
    伺いまする
    お茶杓の銘は


「討ち入り」
        

     とは               恐れ入りました
コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする