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村雨庵 茶の湯日記

日々是茶の湯

六月のかぜ

2024-06-01 23:45:31 | 短歌・俳句の事

 与謝野晶子
円山の 
杉のみどりの 
蔭に吹く 
真葛が原の 
六月のかぜ

今日から六月
六月朔日ツイタチは
鮎の日、
気象記念日、
牛乳の日、
矯正歯科月間の日、
景観の日、
国際親の日、
総務の日、
チューインガムの日、
電波の日、
バリ舞踊の日、
防災用品点検の日、
リードオルガンの日

一年は早い
半年はすぐくる
ひと月はまばたき
一日はもちろん
一生は

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水の影

2024-05-21 23:17:43 | 短歌・俳句の事

杜若
にたりやにたり
水の影   芭蕉

火曜日
出かけるつもりだった
三井記念美術館の
「茶の湯の美学」
利休織部遠州の茶道具
2024/4/18(木)〜6/16(日)
10:00〜17:00

桃山時代から江戸時代初期、
茶の湯界をリードした、
千利休・古田織部・小堀遠州の美意識を、
三井家伝来の茶道具のなかから探ります。
千利休の「わび・さびの美」、
古田織部の「破格の美」、
小堀遠州の「綺麗さび」、
3人の美意識を以上のようにとらえ、
書画、茶碗・茶入・花入・水指・釡・茶杓など、
各人の美意識から生まれた茶道具の
名品・優品を多数展示いたします。

と美術館のホームページにあったが
夏用の着物の裾上げなどしてたら
時間がかかり過ぎて
出かけるのはやめた
残りの時間は昼寝とおやつ

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空のいとゆふ

2024-04-14 20:43:57 | 短歌・俳句の事

 藤原定家
春のおる
花のにしきのたてぬきに
みだれてあそぶ
空のいとゆふ

いとゆふ
とは

① 春の晴れた日に、
蜘蛛の子が糸に乗じて
空を浮遊する現象。
蜘蛛の糸が
光を受けて流れ乱れるさまは、
薄い絹織物にたとえられる。
また、蜘蛛の糸が
光の加減で見えたり
見えなかったりするところから、
あるかなきかのもの
にもたとえられる。
遊糸(ゆうし)。
《季・春》
② 春あるいは
夏の晴れた日に、
地面から立ちのぼる気。
陽炎(かげろう)。
③ 「いとゆうむすび(糸遊結)」の略。
(コトバンクより)


写真はうちの猫
ミーちゃん
写真を撮られるのが嫌い
寝てるかと思ったら
薄目
あいてる

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東風コチうけて

2024-03-14 21:57:40 | 短歌・俳句の事

東風うけて川添ゆくや久しぶり 召波 ショウハ

黒柳召波
クロヤナギ ショウハ

江戸中期の俳人。
別号、春泥舎。
京都の人。
服部南郭に漢詩を学ぶ。
明和初年頃、蕪村の三菓社に加わり、
俳諧に精進。
著、「春泥発句集」など。
享保一二~明和八年(一七二七‐七一)

写真は三月のはじめのふくもとの食事会
お料理のあとに運ばれた
お菓子とお薄
ひな祭りのお菓子はふくや製の「ひちぎり」

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霞たち

2024-03-10 21:30:07 | 短歌・俳句の事

 紀 貫之
霞たち
このめも春の雪ふれば
花なきさとも
花ぞちりける

今日は日曜日
用事のないリラックスの日曜日
でもあまりに散らかってるので
片付けをせねばならぬ
でも
なんと朝の寒いことよ
お昼頃になって
かさばる道具のいくつかを納戸にしまった

とりあえずここまで

写真は先日の食事会の
白魚の卵とじ
春の白魚
将軍の気分

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顔 わすれめや雛二対 

2024-03-03 20:59:01 | 短歌・俳句の事

箱を出る
かほわすれめや
雛二対 
   蕪村

今日はひな祭り
何もしない日曜日
午後に森金さんがやって来た
昨日買ったお醤油のたっぷりかかったお煎餅
ちょっと食べたら止まらない
朝の番組でゲストが言った
人は辛いこと厳しいことには耐えられるのだが
快楽には抗えない
この先きっとお菓子の
欲望は止まらない
帰りに持っていってもらった
あとは残りの
雛あられでも食べよう

写真は庭の「胡蝶侘助」

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まず咲く宿の梅の花

2024-02-18 21:24:09 | 短歌・俳句の事

 山上憶良
春されば
まづ咲やどの梅の花
ひとり見つつや
春日暮らさむ

山上憶良 
ヤマノウエノオクラ
奈良時代の万葉歌人。
遣唐少録として入唐。
伯耆守、東宮侍講、
のち筑前守。
筑前守時代に
大宰帥大伴旅人と交わりを結び、
儒教・仏教・老荘などに強く影響を受けた、
思想性の濃い主題の歌(「貧窮問答歌」など)を作った。
他に漢詩、漢文、「類聚歌林」の編著がある。
斉明天皇六~天平五年頃(六六〇‐七三三頃)
(日本国語大辞典ヨリ)

今日は日曜日
お弟子様の森金さんがやって来た
今日は暖かくなる
と言っても
午前中の我が家はとても寒い
我慢して打ち合わせ
お昼はお餅を焼いて食べた

一日は早い
明日の支度もあるから
余計いちにちは早く過ぎる

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梅の園生

2024-02-16 20:39:27 | 短歌・俳句の事

好忠
山里の梅の園生に春日すら
木づたひ暮すうぐひすの聲

「すら」は上代に多く用いられ、
 やがて「だに」「さへ」に代えられた

好忠とは
曽禰好忠 ソネノヨシタダ
生没年不詳
平安中期の歌人
丹後掾 (じよう) であったので
曽丹・曽丹後ともいう。


昨日は木曜稽古だった
最近はずっと早起きだ
五時から五時半までには起きる
早起きでも
朝は弱いので
ボーッと新聞や
ビデオを眺めてる
そして大体
七時頃から動き始めるのだ
だから自ずから夜も早くなるようだ
お茶の稽古の日は別だが
だいたい
午後八時頃には眠たくなり
九時か十時にはもう寝てる
よく寝たぁと思って目覚めると
まだ十一時半
二回目起きるとまだ夜中の二時

祖母の生活を思い出した
今の私と同じようだった
あまり眠れず
早寝早起きだ
歩くのがゆっくりになったり
集中力がなくなり
休み休みでないと何でも
できなくなったり
足元がいつもフラフラ
掴まらないと転びそう
何事も
去年はできても
今年はできるとは限らなくなる

ということは
順調に歳を取っているということだ

写真は
お弟子様が送ってくれた
メジロと紅梅
美しい

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ゆかりの色も

2024-01-26 21:35:31 | 短歌・俳句の事

むさし野の
ゆかりの色も
とひわびぬ
みながら霞む
春の若草
 藤原定家
とひ→問う、訪う
わびぬ→心細い、さびしい
みながら→皆ながら→悉く、全部

今日は旧暦の12月16日
カレンダーには満月のしるし

紫式部が主人公の大河ドラマを毎週見てる
源氏物語には紫色に関係する名前が
たくさん登場する
桐壺の桐の花の色
藤壺、紫の上、若紫

紫は聖徳太子が定めた冠位十二階
その最高位が「紫」
平安時代には紫を
「ゆかりの色」言ったそうだ
紫は
紫根で染めるのだが
その紫根は揮発性が高く色が移りやすいと
それを
自分の色を想う人に移して
匂うばかりに染めたいという願いから
縁ユカリの色 とも言うようだ

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極楽の近道

2024-01-24 22:44:22 | 短歌・俳句の事

極楽の近道いくつ寒念仏 蕪村

寒念仏とは
僧が寒の30日間、
明け方に山野に出て
声高く念仏を唱えること。
のちには俗人も寒夜、
鉦カネを打ちたたいて念仏を唱え、
家々の門前で報謝を請い歩いた。

今日は水曜稽古
寒い寒い
掛けものは松雲老師

松雲とは宗般玄芳のこと
宗般玄芳
ソウハンゲンホウ
1848-1922
江戸最末期から明治・大正にかけての臨済宗の僧。
加賀小松の人。
安政3年〈1856〉、9歳にして出家した。
その後、各地の宗匠を叩門遊歴、
明治13年のころ、
山城八幡の円福寺の
伽山全楞カサゼンロウ
(大徳寺第482世)に参禅、
同26年、法を嗣いで大徳寺第486世に出世。
一時、熊本の見性寺に住して、見性を姓とする。
同31年に円福寺に転じ、
松雲を号し、
諸堂を改修、
寺観を一新した。
同41年から大徳寺派管長を三期つとめ、
大正11年〈1922〉示寂。
平素より書に親しみ、和歌も能くし、
歌集『毒華集』を遺している。
「今一休」「今西行」ともよばれた。

写真は
従姉のガゼータさんが
ラインで送ってきた本郷の壺屋

ラインの文章は
「今年に入り初めての町歩きをしてきました。
目的は本郷三丁目の壺屋で最中を買うことです。
古い店でした。
おいしい最中でした。
本郷通りを東大まで歩き、
通りに沿って建っている
貴重な看板建築を眺めましたが、
あと何年保つか。」

四百年の歴史があるとの老舗
探すと何しろ最中が有名で、
オンラインショッピングもある
食べてみたいね

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日向に赤し寒椿

2024-01-21 22:18:35 | 短歌・俳句の事

折り取つて日向に赤し寒椿 水巴

渡辺水巴ワタナベスイハは
[1882~1946]
東京の生まれの俳人。
本名、義。
内藤鳴雪・高浜虚子に学び、
俳句雑誌「曲水」を創刊、主宰。
渡辺省亭セイテイの子供

省亭は
(1851-1918)
嘉永4年~ 大正7年、
明治時代から大正時代にかけての日本画家。
渡辺省亭のウィキペディアの
伝記のところを読むと
面白い

今日は何もない
雨が降っている金曜日

朝十時ころ電話があった
広島在住の凛さんから
「ブログ見ましたよ、初釜どうでしたか」
なんてお茶の話題で暫し楽しむだ

凛さん ありがとう

 

写真はうちの椿 花盛り

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寒水を飲み

2024-01-14 20:53:15 | 短歌・俳句の事

寒水を飲みはなちたる柄杓かな 蛇笏

飯田 蛇笏
イイダダコツ
1885年(明治18年)4月26日[1] - 1962年(昭和37年)10月3日)
山梨県出身の俳人。
別号に山廬(さんろ)。
高浜虚子に師事。

写真は
保険屋さんの手土産のどら焼
東京三大どら焼の一つ
東十条の草月の黒松

東京三大どら焼とは
上野の「うさぎや」、
東十条の「草月」、
そして浅草の「亀十」
だとか

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七草の小籠

2024-01-07 19:52:40 | 短歌・俳句の事

浅みどり春七草の小籠かな 淡路女

高橋淡路女
タカハシアワジジョ
1890-1955 
大正-昭和時代の俳人。
明治23年9月19日生まれ。
「ホトトギス」をへて,
大正14年から飯田蛇笏に師事し,
「雲母」同人。


今日は七草
「七草なずな、
唐土(とうど)の鳥が
日本の国に
渡らぬ先に
ストトン トントン」と歌うとか。

七草粥を食べ長寿や無病息災を願う。
正月の疲れた胃腸を休め。
平安時代頃は、
米や粟など7種類の穀物を入れた
「七種粥」が一般的であったと言われてる。

従姉のガゼータさんから七草粥の写真が送られてきた

大根かぶ人参の三草粥だとか
うちは梅粥

明日は成人の日
2000年から
1月第2月曜日になったが
むかしはこの日に初釜をひらいた
雪の降った15日が懐かしいね

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久しき雑煮

2024-01-05 20:23:50 | 短歌・俳句の事

塗椀の家に久しき雑煮哉 子規


今日は1月5日
旧暦では11月24日
明日は小寒
寒の入り

【小寒】
二十四気の一つ。
冬至から十五日目で、
太陽暦一月六日ごろ。
寒気がようやく強くなる。
寒の入り。

小寒の行事の七草粥
無病息災を願う。
寒中見舞いを出す頃。

年賀ハガキを買ってあったが
いざ書こうとすると
見つからないので
結局出せなかった。
ところが今日見つかった
茶の間の本棚の上は
いつも
ごちゃごちゃしているのだが
角にぶつかってしまい
一部が落ちてしまった
セロテープ
電動鉛筆削り
のり
スプレー
ガタガタ落ちたあとに
年賀ハガキが見えた
ここにあったのね
でも
もう書けないわね

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年は暮れぬる

2023-12-27 23:56:01 | 短歌・俳句の事

 西行
おしなべて 
おなじ月日の 
過ぎゆけば 
都もかくや 
年は暮れぬる

今年もあと四日
大晦日に従姉が泊まりに来るので
部屋を片付ける

いるか
要らないか
不明の紙類の何と多いこと
朝のテレビで
紙類の整理方法をみた
八割は捨てられるらしいが
マメでないとできない
どうも無理そうだ

来年は辰年
辰は「振るう」に由来し、
自然万物が振動し、
草木が成長して
活力が旺盛になる、状態を表す。
とネットに出ていた。

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