村雨庵 茶の湯日記

日々是茶の湯

ゆかりの色も

2024-01-26 21:35:31 | 短歌・俳句の事

むさし野の
ゆかりの色も
とひわびぬ
みながら霞む
春の若草
 藤原定家
とひ→問う、訪う
わびぬ→心細い、さびしい
みながら→皆ながら→悉く、全部

今日は旧暦の12月16日
カレンダーには満月のしるし

紫式部が主人公の大河ドラマを毎週見てる
源氏物語には紫色に関係する名前が
たくさん登場する
桐壺の桐の花の色
藤壺、紫の上、若紫

紫は聖徳太子が定めた冠位十二階
その最高位が「紫」
平安時代には紫を
「ゆかりの色」言ったそうだ
紫は
紫根で染めるのだが
その紫根は揮発性が高く色が移りやすいと
それを
自分の色を想う人に移して
匂うばかりに染めたいという願いから
縁ユカリの色 とも言うようだ

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