佐保過ぎて
奈良のたむけに置く幣ヌサは
妹イモを目離メカれず
相見アイミしめ とそ
和歌・歌人・32
長屋王ナガヤオウ
『万葉集・巻三・300』
佐保の地を遠ざかり、
奈良山の手向けの地にさしかかって
幣ヌサを置くのは、
絶えず妻に逢わせたまえ
と願うからだ。
古代の旅では他郷に入るときに、
その土地の神に幣ヌサを捧げ、
旅の安全を祈願した。
という
菅原道真スガワラミチザネの
このたびは
幣ヌサもとりあえず
手向山
紅葉の錦
神のまにまに
も
長屋王の幣ヌサと同じように
土地の神に幣を捧げるはずが
とりあえず=用意するひまがなかった
紅葉を代わりにしますよ
と
百人一首歌番号24にある
長屋王ナガヤオウ
676~729
54歳
父は
壬申の乱で活躍した高市皇子タケイチノミコ
母は
御名部皇女ミナベノヒメミコ
藤原不比等の没後右大臣、
さらに聖武天皇の即位とともに
左大臣に就任し、
皇親政治を復活したが、
対抗勢力である藤原氏の陰謀により、
謀反の罪を負って自殺。
漢詩や和歌を好み、
自宅の佐保楼に詩人文人を召して宴遊した。
万葉集に五首。
懐風藻に詩三首を残す。
PCR検査発表があった
スマホでログインし
マイページを見るのだが
検査結果は「高リスク」と「低リスク」とあって
「低リスク」の方にチェックしてあった
陽性ではないのだろうと解釈
今回の発熱はコロナではなかったと思う
でも低リスクだから
今月中は家から出ないことにした
写真の文香の薫り
ちゃんとわかる
良い香り