藤原定家
しのばじよ
我ふりすててゆく春の
なごりやすらふ
雨の夕暮れ
今日は具合が悪いと思ったら
雨が降っていた
用事もないからずっと
録画のテレビを見て
得意なゴロゴロしてる
写真は芽を出してきた
雪餅草
四月の銘
曙 アケボノ 甘茶 アマチャ 浦千鳥 ウラチドリ 香具山 カグヤマ
杏花雨キョウカウ…清明の頃に降る雨
穀雨 コクウ 胡蝶 コクウ 嵯峨野 サガノ 潮騒 シオサイ
東雲 シオノメ 春光 シュンコウ 春潮 シュンチョウ 春眠 シュンミン
春雷 シュンライ…春に鳴る雷。初雷。
菫 スミレ 惜春 セキシュン
田打 タウチ…田植えの為に田を耕すこと。田掻タカキ。
千代の春 チヨノハル 苗代 ナエシロ 春の虹 ハルノニジ
葉桜 ハザクラ 羽衣 ハゴロモ 花筏 ハナイカダ
花曇 ハナグモリ…花どきの曇り空クモリソラ
花の宴 ハナノエン 花の影 ハナノカゲ 花散里 ハナチルサト
花吹雪 ハナフブキ 花御堂 ハナミドウ
花祭り ハナマツリ
春霞 ハルガスミ、シュンカ 春時雨 ハルシグレ 雲雀 ヒバリ
仏生会 ブッショウエ 暮春 ボシュン
百千鳥 モモチドリ …鶯うぐいすの異称。古今伝授の三鳥の一。
八重霞 ヤエガスミ 山櫻 ヤエザクラ 山時鳥 ヤマホトトギス
山吹 ヤマブキ 山笑う ヤマワラウ 夢見草 ユメミグサ
夜桜 ヨザクラ 吉野 ヨシノ 若竹 ワカタケ
別れ霜 ワカレシモ …晩春の霜。忘れ霜。
若葉 ワカバ
若竹 ワカタケ
与謝野晶子
わが庭の
彼岸桜は巡礼の
むすめの如し
風吹けば泣く
今日は日曜日
狭い庭だけど
一雨ごとに草木が伸びる
庭に出るのが楽しみ
それに家の中よりも
外に出た方が暖かい
「暑さ寒さも彼岸まで」
とはよく言うが
「辛いこともいずれ時期が来れば去っていく」
という意味もあるらしい
茶入より茶掬うには心得て
初、中、後すくえ
それが秘事なり
(利休百首)
初、中、後すくえ、とは
序破急ジョハキュウということ
序破急とは
はじめは少なめ
次はそれより多く
最後はたっぷり
と
変化させること
いつでも
同じことを同じようにはしないこと
段々早くすること
序破急の語は
世阿彌の書
『花鏡』、『三道』、『風姿花伝』で
触れられているが
元は雅楽から発した語。
世阿弥は序破急は芸道一般に通じる。と
写真は3/25に行った名鉄ホテルのイタリアン
はじめの一品の野菜サラダ
うるいに鞘いんげん
が飾ってある
甘くない
春の苑ソノくれないにほふ桃の花
したてる道にいで立つおとめ
『万葉集』
筆者は堀江知彦
三月と四月は
釣り釜と透木釜を使うので
五徳をかたづけた
五徳は儒教の
「仁・義・礼・智・信」
の五徳にかけたともされ、
また「温・良・恭・倹・譲」
にも通じると。
難しくて良くわからないけど。
ついでに
五福と言うのがあった
五つの幸福
1. 寿命の長いこと
2. 財宝が豊かなこと
3. 健康であること
4. 徳の高いこと
5. 天命を全うすること
わかりやすい。
どれも欲しいけど
茶入蓋には
半月
窼蓋スブタ
すくい
盛り
一文字
落込み
面取
などがある
と本に書いてある
また
瓶子蓋には細かく分けると
瓶子つくヘイシツク
榎実落込エノミオチコミ
玉露タマカシラ
面目メンパク
栄螺サザエ
まとめて瓶子蓋
茶入蓋の名人は
立佐リュウサ
立古リュウコ
印斎インサイ
半清ハンセイ
以上
今日はわが家でお習字
10時から始まる
楷書を書く予定だ
その前に準備すること
今日は寒い暖房をしっかりして
換気
机を出す
硯と水の用意
飲み物も近くに置いて
お謡のテープを聴きながら
お習字に集中
お喋りは一切なし
十時も三時もなし
どんどん文字が大きくなってきたから
止めた
薄器六器とは
○雪吹フブキ
→中次の甲と底を面取
○面中次メンナカツギ
→中次の甲の面取、
○頭切ズンギリ、寸切とも
→金輪寺も寸切のうち
寸切(内側底面が丸い)
金輪寺(内側底面がまっすぐ)
○薬器ヤッキ
○白粉解オシロイトキ
○茶桶サツウ、チャオケ
→面中次の蓋の浅いもの
以上
それと棗
棗は半月に持つ
「半月」とは言い方が風流だと良く思う
ハンツキ、ハンゲツ
どちらも風流だ
与謝野晶子
三月は柳いとよし舞姫の
玉のすがたをかくすと云へど
今日は1ヶ月振りに電車に乗った
読売カルチャーの講座
今日は利休の手紙
秀吉と利休の関係は晩年の九年間に集中する
絶頂期から
確執の時期を迎え
最後は賜死へ
何事も
特別に仲良く密なほど
そのあとの戸惑い
最後の別れへと急速に変化する
友人や恋愛と夫婦関係も同じようと
今月は利休忌があるから
相応しい講義だ
予習も復習もなく
講義の時間だけ集中すると
ちょっと
勉強したような気になる
気分だけで
気分がいい
あとの人生の時間は少ない
嫌なことはしない
気分の良いことだけしたいものだ
利休めはとかく果報のものぞかし
菅承相になると思へば
利休
天正十九年二月十三日
娘お亀宛
草の戸も住替る代ぞ雛の家 芭蕉
もうすぐ三月
上巳ジョウシの節句
健康と厄除を願う
本来は上旬の巳の日のことが
古来中国の魏より3月3日に
行われるようになったと
ウィキペディアにあった
春の彼岸は
三月十八日(金)から
三月二十四日(木)まで
利休忌は
三月二十八日
きのう
ひなあられを買った
朝八時にゆうパックが届いた
中身はいつものお餅屋さんからの
三色お餅
そういえば
電話があって
申し込んだ
固くなるので
切っておかないと
色によって切る具合が違う
何も入っていない白がいちばん固い
今日はおなか一杯だから
明日食べよう
棗は
珠光の時代の羽田五郎が創始したと本にある
棗の薄器七種として
尻張棗、
大棗、
中棗、
小棗、
平棗、
壺々棗、
碁笥棗。
ほかに
紹鴎棗、
盛阿弥棗、
胴張棗、
長棗、
鷲棗、
一服棗、
河太郎棗、
町棗がある。
主な塗師は
珠光(室町)→羽田五郎、
紹鴎(戦国)→余三、紀三、
利休・織部・遠州(安土桃山)→盛阿弥、秀次、藤重
江戸時代→、関宗長、宗哲の各代、近藤道恵、道志、一閑などなど
と茶道手帳にある
今日は嬉しい食事会
お話し中はちゃんとマスクをして
お喋りした
それですっかり
写真を撮ることを忘れてしまった
写真は締めの鰊そば
七味は金箔入りだ
楽しいことは
美味しいものを
食べること
仲良しと
お喋りをする事
今日は そんな一日
棚物には台子、棚、卓がある
台子ダイスは
→座敷の違い棚から、席中に見立てた大棚。
棚タナは
→台子から変化し、席中におけるもの。
その棚には大棚と小棚がある
卓ジョクは
→床の間の中央卓などの飾具が、席中に降りてきたもの。
文化史の勉強会で
茶道の棚の変遷など習った時
「卓」をジョクと読みますと
先生に申し上げたら
驚かれた
確かにネットで卓の読みを調べると
「たく」と「しょく」しか出てない
読み方を確認したが
「じょく」で良いようだ
今日の体調はまあまあ
元に戻った
火曜日はお習字の日なので
テーブルを出してお稽古
ペン字の練習
つけペンのカリカリとした音が心地よい
旬の野菜、果物
一月 ⭐小松菜、うど、京人参、京いも、みかん、きんかん
二月 ⭐春菊、レタス、せり、はす、三つ葉、ポンカン、ネーブル
三月 ⭐京菜、ふき、カラシ菜、つくし、わらび、ハッサク
四月 ⭐タケノコ、三つ葉、ミョウガ、にら、夏みかん、苺
五月 ⭐玉ねぎ、かぶ、キャベツ、空豆、松茸、びわ
六月 ⭐ニンジン、ラッキョウ、グリンピース、梅、アスパラガス、桃
七月 ⭐トマト、とうもろこし、ピーマン、カボチャ、スイカ、メロン
八月 ⭐茄子、枝豆、きゅうり、里芋、冬瓜、すもも
九月 ⭐さつまいも、ずいき、梨、いちじく、ブドウ、胡桃
十月 ⭐松茸、椎茸、えのき茸、わけぎ、柿、栗、梨
十一月 ⭐キャベツ、白菜、ほうれん草、かぶ、みかん、リンゴ
十二月 ⭐大根、れんこん、ネギ、ゴボウ、黒豆、柚子
ネットで、調べると
時期や種類を細かく書きすぎて
余計に分かりにくい
自分のノートから書き出した
旬とは
季節の食物が出盛りの時。
物がよく熟し、
最も味がよい季節
でも今の時代には
ずれてるかも
土曜日にコロナの三度目のワクチンを打った
その日は何事もなかったが
昨晩のこと
発熱はないが頭がさわっても痛い
手足が熱い
耳もさわると痛い
一度目二度目ともワクチンの副作用はなかった気がするが
インフルエンザのワクチンを打つとだいたい具合が悪くなるのだから
今度もありうることだ。
カロナールを飲んで寝た
今日は出掛けないで一日寝てた
食欲もけっこうあるから
大丈夫
写真はタンポポ
冬でも咲いてる
旬の魚介
一月 ⭐寒ブリ、寒しじみ、タチウオ、たら、さば、はたはた
二月 ⭐コハダ、めばる、甘鯛、シラウオ、フグ、もずく
三月 ⭐カニ、ワカサギ、かます、サヨリ、イワシ、赤貝
四月 ⭐サザエ、トビウオ、カレイ、しまあじ、飯蛸、うに
五月 ⭐ニシン、かつお、スズキ、平目、いとより、キス
六月 ⭐あじ、キス、鯉、黒鯛、アナゴ、めばちまぐろ、はも
七月 ⭐あゆ、うなぎ、キワダマクロ、たこ、石カレイ、しじみ
八月 ⭐このしろ、スズキ、カサゴ、アワビ、車エビ、牡蠣カキ
九月 ⭐はぜ、ほうぼう、かます、しゃこ、ホタテ貝、みる貝
十月 ⭐秋鯖、うなぎ、金目鯛、鮭、シシャモ、ナマコ
十一月 ⭐さんま、サワラ、タチウオ、蟹、フグ、すっぽん
十二月 ⭐アンコウ、たら、新巻しゃけ、ぶり、カレイ、平目
自分のノートから書き出した
外は雨が降っている
予報では夜中に雪が降るという
貝母にバケツで蓋をしてきたを
明日はどうだろう
写真は
ゲンノショウコのロゼット
茶事の三炭とは
下火、初炭、後炭のこと
稽古の下火はガスでおこす
ガスの火力が強いと
外側だけ火が付いて赤くなるが
芯までは燃えていない
だから火入の炭も
いくらおこしても
暫くすると消えてしまう
ガスだと上だけとか、
下だけ燃えて赤くなり
下手すると皮が剥がれてしまい
とても美しい下火とはならない
昔、習ったのは
「炭は炭でおこすこと」
水屋の丸炉か、風炉の炭か
それともコンロとか火鉢に入れ
時間をかけて芯までしっかり焼くこと
身近に炭がおきていればよいが
普通そうはいかない
稽古では消し炭をガスにかけて
種火にする
茶事などでは
手焙りにその種火をいれて
下火はその手焙りでおこすことにしている
手間でもその方が確実だが
夏は暑くてできない
今日は
三度目のワクチンを打ちに行った
通常の診療が終わったあと
1時の予定
待合室にみんなが並んで
順に先生が注射を打つ
いざ注射を打つ段になったら
腕を出さなければならないが、
その時に気がついた
着てるのは長袖
どうしようか
じたばたと袖をまくってみたが
とても肩までは上がらない
今日も厚手のセーター
その内に何枚も着込んでいる
隣の同じ年代の女性が
脱ぎ初めた
えっ ここでか
見回すと女性ばかり
壁際の角の席なので
エイと左だけ
片肌脱ぎにして壁で隠れて
何秒かで終わった
無事に注射済み
何とかなったが
ちょっと異様な感じ
見てはいけないものを見てしまった
みんなで渡れば怖くない
感覚
前回は六月だったから良かったが
今は冬だから
写真は成長してきた貝母
よみ人しらず
心ざし
深くそめてし
をりければ
消えあへぬ雪の
花と見ゆらん
春がくるのをじっと待っていたから
残っていた雪を花とみてしまった
ああ
早く来ないかな
春よ
てな感じか
炉には
外隅ねらいと
内隅ねらいがあるが
最近入門したお弟子様が
炉の居前の位置に迷っている
棚の時はどっちですか
広間の時は
とか聞いてくる
内隅か外隅の区別
外隅は
台子、長板、
台目出炉、逆勝手、
荘りもの、
貴人点、貴人清次。
その他は内隅
と私
ネットのお家元の一問一答の内隅、外隅
№2 内隅、外隅の使い分けをお教え下さい。
一答
風炉台子を基準にそこから派生した点前は主として外隅狙いになります。
そうでないものは内隅狙いになります。
小習の前八ヶ条の場合は、
全ての取り合わせや扱いが定まったものです。
後八ヶ条はどちらかというと、
はたらきの点前になります。
ですから入子点は小間の場合
外隅になったりいたします。
続き薄茶で炉の場合どうするかというと、
広間は内隅狙いになりますし、
しかし台子・長板等を使用した時は外隅狙いで
小間は外隅狙いという形になってきます。
点前によって、
はたらきの意味をもつ点前はその場その場によって変わります。
小習の前八ヶ条のように、
茶碗・茶入を荘る点前、
貴人をもてなす点前であるなど、
定まっているものは全て風炉台子を基準とされております。
と以上だ
藤原定家
出づる日のおなじ光に四方の海の
浪にもけふや春は立つらむ
今日は立春
先日お弟子様から質問のメールがあった
「台目出炉の
濃茶、薄茶の水指を
どこに置くか」
と言うものだ
台目畳とは
丸畳の四分の一を除いたもの
台目出炉の点前は
だいたい台子を基準とした
置きあわせであるから
水指は
畳の中心と客付の畳縁とのまん中あたり
奥行は
運び点前のいつもの位置と答えたが
「膝線と奥の壁の二分の一ですね」と言う
運びだしの水指の定座は
膝前からおよそ二十四センチ
台目出炉の本をいかつか見直すと
だいたいどれも定座に置くとあるが
写真のように
壁から六寸あけると書いてあるのもある
水指の大小
畳の京間
関東間の違いもある
自分では知っていると思っても
どこか違っているかも知れない
確認と納得が必要だ
甲賀衆の
しのびの賭カケや
夜半の秋
蕪村
今日、本を読んでいて今まで
何となく疑問に思っていたことが
解消した
それは「真塗」とは何だということ
「真塗とは」と調べると
◎黒色の漆で塗ること。
また、その塗り物。
とある
輪島の漆屋さんは
真塗とは塗立の事だ
という
また輪島塗の
これがほんとの真塗だと、
まだ蝋色仕立てをしていない中棗を
みたことがある
どうやらそれで私は
迷ってしまった らしい
でも
古い棗はみんな光っているし
そんなことあるのかな
と
ずっと思っていたが
今日、読んでいた本に書いてあった。
本は喫茶南方録註解
「真塗は
シンヌリとて
黒漆の蝋色塗をいう、
即ち薄塗に対して
真態正格の塗り方を言う」
と書いてあった
少し古い本ではあるが
薄塗があっての真塗ね。
黒漆の蝋色塗ね。
納得。