村雨庵 茶の湯日記

日々是茶の湯

彼岸桜は巡礼のむすめの如し

2022-03-27 22:09:28 | 茶の事

 与謝野晶子
わが庭の
彼岸桜は巡礼の
むすめの如し
風吹けば泣く

今日は日曜日
狭い庭だけど
一雨ごとに草木が伸びる
庭に出るのが楽しみ
それに家の中よりも
外に出た方が暖かい
「暑さ寒さも彼岸まで」
とはよく言うが
「辛いこともいずれ時期が来れば去っていく」
という意味もあるらしい


茶入より茶掬うには心得て
初、中、後すくえ
それが秘事なり
(利休百首)

初、中、後すくえ、とは
序破急ジョハキュウということ

序破急とは
はじめは少なめ
次はそれより多く
最後はたっぷり

変化させること
いつでも
同じことを同じようにはしないこと
段々早くすること

序破急の語は
世阿彌の書
『花鏡』、『三道』、『風姿花伝』で
触れられているが
元は雅楽から発した語。
世阿弥は序破急は芸道一般に通じる。と

写真は3/25に行った名鉄ホテルのイタリアン
はじめの一品の野菜サラダ
うるいに鞘いんげん
が飾ってある
甘くない

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 春霞たなびきにけり | トップ | 今日をつゝしむ宗易忌 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

茶の事」カテゴリの最新記事