母が亡くなってからもう三回忌を迎えました。亡くなって暫くは複雑な諸手続で忙しく、一段落すると寂しさが募ります。
要介護になっても、「生きている」というその存在が私の心のより所になっていました。今、命の重さをかみしめています。
私たち3姉妹はみな家を出て、誰も帰ってくる当てがなく家は売却処分。今は池も大きな庭石も庭木もきれいに取り払われていました。
ドラマの映画でよく見るような「実家に帰らせていただきます!」の名台詞を吐くこともなく、懐かしの家も役割を終えてしまいました(@_@)
今回、父の17回忌を少し早めて一緒に執り行いました。二人とも長命だったので法事に出席できる状況の両親の兄弟姉妹はいません。
法要の読経も二人に別々のお経を。その一つがお坊さんの考えで観無量寿経でした。
法要が済むとお坊さんにも出席いただいて和やかな会食になりました。食事の時も「阿弥陀三部経」の話で盛り上がりました。毎回お坊さんとこんな話ができるので3姉妹夫婦はお坊さんにとても敬意を表してるし、親しみを持っています。
京都仕込の板前さん。さすが美しいです。
土瓶蒸しに秋を感じます。
秋色満載!
器が季節にピッタリ。四季毎にメニューと器が違います。
イチジクの天ぷらが好評でした。美しくて食べるのがもったいない・・・。
真宗大谷派はあまりルールの細かい事を言われないのでプレッシャーがありません。デザートはバイキングスタイル。沢山頂いて久しぶりに会話が弾みました。
集まることが大好きだった両親が、こんな和やかな集まりを一番喜んでいると思います。