新・遊歩道

日常の中で気づいたこと、感じたこと、心を打ったこと、旅の記録などを写真入りで書く日記です。

謹賀新年

2013年01月04日 | くらし

Img_1186

明けましておめでとうございます。

拙いブログですが、皆様のコメントに支えられて9年目を迎え感謝しております。
今年もよろしくお願い致します。

年々小さくなっていくおせち料理。それでもやっぱり三段重は出すことにしています。義母が使っていたものだから角はかけていますが、使えるだけ使うつもりです。

Img_1182「今日の料理」で、和食の大御所 故辻嘉一さんが『黒豆はじっくりコトコト、壁に投げつけてピタッと貼りつくようになるまで煮る』というように指導されました。

沸騰してアクを取るところまではガスですが、そのあとは電磁調理器で160℃、140℃と温度を下げていきながら、8時間煮ると、ほとんど踊ることなくふっくらと炊きあがります。
一粒を壁に向かって「えいっ!」と投げつけると、ご覧のようにピタッと貼りつき落ちてきません。ゴキブリではありません から o(^-^)o 

田作りも電子レンジを使うと簡単らしいのですが、いざとなるとやっぱりフライパンを使ってしまいました。若干炒り過ぎてちょっと苦味が・・・。来年は電子レンジを使うつもりです。

お煮しめは前日に下茹でをしておくと、31日に煮しめるのがずいぶん楽です。今年のユリ根は真っ白できれいでした。ダシが沸騰してユリ根を入れて2分ほど。このわずかな時間が決め手です。やはり透き通っていく様子を目で確かめながら煮るのが確実です。

塩数の子の塩出しは12時間かけて塩水を3回変えながら行うと、塩分がきれいに取れます。

福岡の雑煮のダシは、焼きあごを使います。2リットルの水に焼きあご7,8本を二つに折って入れ、一晩おきます。翌日に火を入れ沸騰したらそのまま冷まして、布で濾して薄口、酒、塩で味を整えます。さっぱりしているのに濃い味のおいしいダシができます。
この焼きあごは正月にだけ出回ります。ちょっと高くつくけどあご出しパックでは味わえない深みがあります。息子も婿殿も「餅の入らない雑煮」をリクエストします。要するにあご出しのお吸い物です。

本ブログ「黄味の味噌漬け」でコメントをいただいたように、ゆで卵を味噌漬けにしました。それを半分に切って使うと、簡単で立派な一品になりました。ありがとうございました。

コメント (14)    この記事についてブログを書く
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14 コメント

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遅ればせながらおめでとうございます。 (パパハポン)
2013-01-04 03:46:38
毎年海外旅行なさってるようでお元気ですね。
うちはもう泣かず飛ばずで余生を生きております。
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あけましておめでとうございます (浜辺の月)
2013-01-04 07:36:09
今年もよろしくお願い致します
おせち手作りなんですね~~☆
凄いですね~~♪
彩りも綺麗で、丹念に作られたちゃぐままさんの
手作りのおせち料理、やっぱり素晴らしいと思います。
買うものはお金さえ払えば手に入りますが、手作りの
暖かさ、要らない防腐剤などほとんど入っていないで
しょうから確かな品質など、買うものでは真似できない
ですよね~~。
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明けましておめでとうございます。 (kazuyoo60)
2013-01-04 12:05:22
綺麗に盛り付けられて、おせち、美味しかったでしょう。丁寧にお作りです。
私は土井さん、当代のお父さん流のです。黒豆のアクも味のうち流とのことです。
昔は2~3升も炊いて親類や近所に配ってた時は練炭で1晩でした。とろ火より弱いなぶり火なんてガスでは出来ませんので、弱火で傍について煮ました。棒だらも弱火で長時間です。どちらも吹きこぼれないように、鍋を交互に火にかけていました。もちろん指で軽く押してつぶれる程度まで煮ます。途中、水も調味料も自由に足して大丈夫です。2日に分けて火入れしてもOKです。錆び釘も入れています。
焼きあごは最高のお出汁でしょうね。探せば手に入るのかもしれませんが、奈良では一般的ではありません。
今年もよろしくお願い申し上げます。
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明けましておめでとうございます (花ぐるま)
2013-01-04 19:53:34
本年もどうぞよろしくお願いいたします

年末はお忙しい日々だったことでしょう
立派なおせち料理が出来ましたね

私は黒豆だけは毎年煮ています
家にシャトルシェフ(魔法瓶四季の鍋)が有るのでそれで煮ると黒豆も
すぐに煮えます。というのも煮ている時間は少ないけれどシャトルの中で
一晩寝かしておくと段々軟らかくなって~本当に日を入れる時間は少ないけれどずっとことこと煮ている感じなので上手に出来ます
また、四国の方から教わったのですが、黒豆の中に生姜の刻んだものと
こんにゃくと小さく切ったものを入れて一緒に煮ると何と!!それが美味しいのです
それを毎年煮ていますので、子供も大好きですが、今年は来ることが出来なかったのでわざわざ送りました
立派なお正月料理、三段重が出来ましたね
あっ!湯で卵、作られましたか~私も毎年作ります
ラーメンなどに入れても美味しいです
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》浜辺の月さん (ちゃぐまま)
2013-01-05 00:26:19
明けましておめでとうございます。
いつも温かいコメント、ありがとうございます。
今年もよろしくお願いします。
向こう側に隠れている3つ目のお重には、焼きエビが
入っていますが、冷凍の車エビを使ったので色が悪いん
ですよ。だから見えなくしているのです o(^-^)o 
お煮しめのお重はいつも彩が悪いのに、結構人気があります。


》kazuyoo60さん
明けましておめでとうございます。
いつも誠実なコメントをありがとうございます。
子供の頃母が煮ていたのは固い黒豆でしたが、ある時
土井勝さんの煮方を教わって以来、軟らかく煮る方法が
娘たちにも伝わりました。
というより、丹波小田垣商店の丹波黒大豆には、土井勝さんの
作り方が入っています。
「練炭」はとても重宝するエネルギーで、母も黒豆に使っていま
したが、匂いがするので庭で煮ていた記憶があります。
今はもう売っていないとか。
時間をかけて煮たタラ。食べてみたいです。今は店頭でもあまり
見かけなくなりました。


》花ぐるまさん
明けましておめでとうございます。
今年もおいしいアドバイスをお願いします。
ゆで卵の味噌漬けは簡単で存在感があり、とても重宝
しました。感謝、感謝!
黒豆の話、しょうがとコンニャクを入れて炊いてみます。
3Lサイズが200グラム残っていますから。
少しでもおいしく食べたいという主婦の欲求でしょうか、
日本の津々浦々で飽くなき主婦の知恵と努力が感じられて
何だかうれしいですね。


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ちゃぐままさん、新年あけましておめでとうございます (suzu-kiako)
2013-01-05 15:21:09
大事なお義母さまが残した重箱を大切に使われるちゃぐままさんは凄いです。
以前は大きなお鍋で黒豆もちゃんと煮て近所に住む姉たちに配っていた事が懐かしい。
今年は超手抜きで、ほんの一口づつと思い黒豆(丹波)は市販のもので済ませちゃいました。
えいっ!っと豆を投げるちゃぐままさんの姿を思い浮かべてます。
今年もどうぞみなさまご家族が幸せいっぱいでありますように。
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明けましておめでとうございます。 (tomoko)
2013-01-05 17:06:28
ちゃぐままさん! よく頑張って作られましたね~ 凄いです!
手作りでこれだけ出来れば、売ってるものよりずっとずっと価値があります。

こだわりがあって、真心が感じられて・・・
何だか私も来年は手作りしてみたくなりました。  料理以外の家事がなくて、料理に専念できるといいですが、そう云う訳にはいきませんよね~~

今年もどうぞよろしくお願いいたします。
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》パパハポン様 (ちゃぐまま)
2013-01-05 23:07:50
明けましておめでとうございます。
一番先にコメントをいただいたのに、遅れてしまい申し訳ありません。
新しい年の初めにコメントをいただいてとても嬉しく思いました。
パパハポンさんのように、ネタが多岐にわたると面白くなるの
ですが、人生の質と深さが違うのでは仕方ありません。
元気と笑いと真剣さとを分けていただいてありがとうございます。
今年もよろしくお願いします。
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》suzu-kinakoさん (ちゃぐまま)
2013-01-05 23:31:54
明けましておめでとうございます。
今年もいろいろ教えてくださいね。
重箱のコメントを見て、大事に使い少しでも長く持たせます。
でも、角のところから下地の糸が見えているんですよ o(^-^)o 
『通行人まで参加する盛大なお餅つき』はできませんが、
ことことと豆を煮ることはできました o(^-^)o 


》tomokoさん
明けましておめでとうございます。
今年と来年の間に壁があるわけでもないのに、「今年のうちに
あれもこれも・・・」と気がせくのがいやですね~。
きんとんは市販のものを買ったのですが、これがおいしかった
のです!とても!
こうして少しずつ、市販のおせちのメニューを増やしていけば
良心の痛みの負担が軽くて済みそうです o(^-^)o 
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明けましておめでとうございます。 (mint)
2013-01-06 23:49:17
今年もよろしくお願いいたします。

黒豆がふっくら美味しく炊けたときは嬉しいですね。
壁に投げつけて貼りつくように?
ちゃぐままさんが黒豆を投げつけるところを、想像してしまいました(笑)
お義母様のお重を大切に受け継いでいるって、素敵なことですね。
我が家の汁椀も、夫の実家から貰ったもの。
祖母のお嫁入り道具の一つだったそうです。

我が家は、毎年お歳暮にお節をくださる方がいるので、
作るものは普段の食事と変わらないものが多いです。
盛り方だけお正月(笑)
お雑煮はやはりお澄まし系です。
元日の朝の搗きたてのお餅を、ちぎって入れます。
これも夫の実家流。もちろん餅つきは夫、餅つき機ですけどね。
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