新・遊歩道

日常の中で気づいたこと、感じたこと、心を打ったこと、旅の記録などを写真入りで書く日記です。

羽根のような「ツクバネ」

2019年01月09日 | くらし

ONCRIの夕食の前菜に羽子板の羽根のような形のものがでました。飾りではなく食べてもいい「ツクバネ」と言う植物でした。

といっても、どう見ても紙細工にしか見えません。でも透かしてみると細い葉脈も見えます。納得いかなくて給仕の人に聞いてみました。
「本物だったらタネを植えたら芽が出ますか?」
「年に一度こちらにみえるお客さんが、ツクバネを持ち帰ってタネを蒔いたら芽がでたそうですよ」
ということで、このツクバネは本物!挑戦すべくそのまま大切に持って帰りました。

愛おしいほどに可愛い植物ですが、今まで見たことがありません。どんな木にどんな風に実をつけるのか調べてみました。

三省堂の植物図鑑からの写真ですが、雌花は枝の先に1個咲き、羽根状のものは苞。半寄生植物でマツやツガの根に寄生して養分を吸収するのだそうです。この形の完成度にもかわいらしさにも「意志」を感じてしまいます。まさに自然の妙といわざるを得ません。健全な宿主の木を探すところから始まり、育て方は結構難しいようです。ちょっと無理かな~・・・。

7日のホテルの朝食に七草粥が出ました。わが家では前倒しで前日に食べていましたが、どうしても草の名が特定できないのがありました。


それぞれの花が咲いたら分かりやすいと思いますが、小さくてナズナ、ハコベラ、ゴギョウ、ホトケノザが正確に把握できません。たまたま祐徳神社で七種類の実物と説明がされていてたのでうまく解決しました。

   
オギョウは「ハハコグサ」のこと。ナズナは子供の頃、三角形の小さな実の部分を揺らして耳元でシャラシャラと音を出していた草でした。ホトケノザも草取りで見る黄色い花の草。ハコベラは子供の頃飼っていた十姉妹の餌、今は庭の草取りで厄介ものです。

七草は大根、カブ以外は結構癖のある味で粥にもちょっとだけ入れています。一つひとつが薬草の意味もあるようですが、やっぱり雑草のイメージが強くて馴染めない気がします。

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