吉村作治氏率いる早大古代エジプト調査隊の40年の努力と根気の集大成が、今、福岡市博物館で開催されています。
この調査隊の素晴らしいところは、発掘品はすべてエジプト国内にとどめおき、保存・研究を行う方途を確立させたことです。物に執着しない、いかにも研究を楽しむ氏の人柄がよくでていると思います。
今回は、エジプト政府の早大調査隊に対する信頼により、特別に借り受けて公開されたものとか。
2005年1月5日に、早大調査隊がダハシュール北遺跡で発見した「セヌウのミイラマスク」は圧巻です。洗練されたデザインと色彩はとても3800年前のものとは思えません。未盗掘の完全な形で発見された事例としては、最古級だそうです。映像でその発掘の解説があり、その瞬間の感動をともに味わうことができます。福岡で世界初公開。ほかに初公開品だけでも、ツタンカーメン王と王妃の指輪、ウジャトの指輪など30点ほどあるとか。
調査隊が使うテントや、調査のためのハイテクの機器も展示され、現地での調査がイメージでき興味深く見ることができます。
ちょうどトークショーにぶつかり、例の超辛口の軽快なトークが面白くて本を買ったら、サインつきでした。タイトルは『ミイラ発見!! 私のエジプト発掘物語』です。
奇しくも、1965年に福岡で開催された「ツタンカーメン展」は、ちょうど主人の転勤でそちらに居たときでしたので、随分並んでみましたが、今でもあの‘黄金のマク’は脳裏に焼きついています。懐かしく思い出しました。
京都は「「えき」美術館だそうですが、涼しくなった頃なので出来れば行ってこようかな~それにつけても福岡っていいところですねぇ。
テレビで美しい青いマスクがしばしば流され、是非見ておかなくてはと思い・・・。
「ツタンカーメン展」は私も行きました!随分昔に同じ「時」を共有していたのが嬉しいですね。
美しいマスクに似合わない顎の下の長い付け髭(?)が気になりました。まだ若かったんですね~。
「えき美術館」情報はさすがに早いです
ね。
「鑑賞順路」が「発見場所」ごとに分けられているので大変分かりやすいですよ。
早稲田隊の暑い息吹が感じられます。
作ることになったきっかけとなったのはミイラ作りにあったそうです。
古代エジプト人て偉大だったんですね!
(ため息)
コメント有難うございます。
「エジプト」は、特に男性陣に人気がある気がします。
大地を掘ってそこから何千年も前の文物が出てくる・・・。やはりロマンがありますよね。
その頃日本はまだよちよち歩きですものね。文明の不思議を感じます。
やっと時間ができました。
「ツタンカーメン展」のキーワードが共通項になるとは、嬉しいやら、寂しいやら・・・?!
あの時はマスコミも大騒ぎで、長い行列で随分待たされました。
「待つ」といえば、7,8年前だったかしら、「東京芸大美術館」が上野にオープンしたとき、12月の寒さの中に2時間半も並びました。こうなることは分かっていたのでちゃんと本を持っていきましたよ。
東京の美術館は、ちょっと大きい展覧会だと並ぶことが相場のようです。
「行列のできる○○○」は、食べ物屋さんばかりでなく、何にでもあるようです。
日本人は根気強いのか、好奇心が強いのか、並ぶ本人でさえ分かりません。。