新・遊歩道

日常の中で気づいたこと、感じたこと、心を打ったこと、旅の記録などを写真入りで書く日記です。

北九州 「 いのちのたび博物館 」

2013年04月06日 | 美術館&博物館

正式名称は、「北九州市立自然史・歴史博物館」。入館するとよくわかりますが、まさに古生代からの命のつながりが年代を追って展示されていて、子供も大人もわくわくする博物館です。
40年ほど前、北九州の地で、子供の手によって偶然発見された魚類化石。「 いのちのたび博物館 」のスタートにもなる一大発見でした。
10年前にオープンしたこの博物館に、私の情報が不足していました。単なる資料館だと思っていたのです。ところが、ところが・・・!

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入ってびっくり! 広い空間には、巨大な骨のキョウリュウがずーっと奥まで林立していました。

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35mのセイスモサウルスの背骨はまるでジェットコースターのようです。向うに見えるのは有名な恐竜、ティラノサウルスです。

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左:ティラノサウルスの頭部          右:セイスモサウルスの頭部
左の肉食獣、
右の草食獣。あごの骨の大きさも形状も、その違いが一目瞭然です。

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恐竜と言えども、子供はやはりかわいいものです。肉付けはしなくても、母親の後を追いかける姿を想像して思わず顔がほころびます。

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左:モルフォチョウの表側          右:モルフォチョウの裏側
こんな華麗なチョウも、裏の見えない部分は「経費削減」か? 合理的ですね~。

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見事としか言いようのない擬態虫。
トリの真似をしたかった人間は、科学技術の進歩を待って飛行機という形で成し遂げました。葉っぱの真似をしたかった虫は、まさに葉っぱに化けました。いったいどんな「技術」を持っていたのでしょう。
人間と虫。どちらが高等生物なのか・・・。いのちのたびの神秘の部分です。

★ エンバイラマ館( 白亜紀ゾーン )

 

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曲がりくねった長~いトンネルを歩きながら、これから展開する世界に期待がわきます。
トンネルを抜けると、そこは北九州の1億3000年前の白亜紀ゾーン。まるでキョウリュウが生きているかのように繊細に首を動かし、リアルな皺や皮膚の色、肌の感触までが学術的な裏付けで再現されています。



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雷鳴もとどろき、火山の爆発もあります。恐竜たちも不安そうな鳴き声をあげながら体を動かしています。まさにタイムスリップしたような時間と空間です。
子供たちは目を覆ったり、耳をふさいだり、つないだ手に力が入ったりと、臨場感たたっぷり!


歴史ゾーンもありますが、5歳の孫にはやはり自然史ゾーンの恐竜、魚、鳥、虫が面白いようです。

「進化」という言葉も、子供にとっては「ポケモンの進化」でおなじみの言葉。逆に私の説明の間違いを直してくれました。

見たり、触ったり、感じたりと、子供にも大人にも十分に楽める博物館です。すぐそばには、「スペースワールド」もあります。

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