新・遊歩道

日常の中で気づいたこと、感じたこと、心を打ったこと、旅の記録などを写真入りで書く日記です。

勝手に和菓子

2010年01月14日 | 食・レシピ

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左は、おせち料理の丹波の黒豆の煮汁で作った羊羹風です。水ようかんよりもねっとりした歯触りはむしろ羊羹に近く、かなり好評でした。作り方はいたって簡単。4~500 mlの煮汁に粉寒天1本を煮溶かして冷やすだけのいたって簡単なものです。

中は、柚子釜風和菓子。皮は柚子の中身をくりぬいて蜜で煮て保存していたものです。中に何を詰めようか・・・と思案していたところ、まだ百合根が1個残っていたので、それをゆでて搗いて柚子ジャムを加えて柚子釜に詰めました。もっちりした柚子釜風菓子で、いわば強引な和菓子というわけです。

この百合根、おせち料理の煮ものには欠かせないものですが、油断すると煮すぎてすぐ形が壊れてしまいます。そんな失敗からアイディアが生まれて柚子釜に詰めてみました。

皮ごと食べるので、柚子が丸ごといただけます。実をいえば、これは京都の清閑院の和菓子「花つぼみ」から生まれた身勝手レシピです。

柚子は、元旦には酢のものを入れて柚子釜にしたり、高貴な香りが正月によく馴染みます。和と柚子、切っても切り離せない日本の食材です。

右は、柚子蜜煮の残った蜜に牛乳を加えてかき混ぜ、とろりとさせたヨーグルト風飲み物です。コクがあってなかなかの味です。

3つとも「風」と名付けた、私の強引な和菓子の簡単レシピです。    

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