私の座右ばかりでなく、前後左右に必要なのが、第一学習社の『グローバルワイド 最新世界史図表』です。
多色刷り300ページ。後半50ページには年表、系図、主要国元首表、人名・地名の各語対照表までついています。
高校教科書のコーナーにおいてあり、これで838円とは恐れ入る価格です。
本を読んでもテレビを観ても、その時代背景を知ると面白さがぐんと違ってきます。それまで持っていた知識と絡み合わせてイメージを膨らませ、自分の世界をつくる楽しみがあります。何よりも、歴史の真実を知りたい欲求を満足させてくれます。机の上とテレビの前に1冊ずつおいて大変重宝しています。
例えば『北方民族の中国侵入』では、民族と征服王朝の表、金の二重統治の図、中国の隣接民族の文字、織り込みページには「12世紀の世界」の地図があり、その時代の世界との関連が分かります。写真も入るので世界遺産の旅にもなります。
限られた紙面に、歴史の流れを分かりやすく図式化、重要な用語の解説をしてぎゅっとまとめたエッセンス。一夜漬けでここだけ勉強しても点が取れそう?
自分の高校生の頃を考えてみれば、こんなに魅力的な教科書は存在しませんでした。白黒印刷の、いかにも暗い受験時代を思わせるものでした。こんなに楽しい資料があったら、とっつきにくかった世界史が、もう少しどうにかなったはず・・・。
最近、ももりさんやミーシャさんのブログを見るときに、さらにこの図表が活躍するようになりました。いまさら記憶できるわけではありませんが、持っている断片的な知識を整理したり、統一して理解するのに大変役にたっています。