ポラリエUをちょっと変身させます

ポラリエUに望遠鏡を乗せて撮影に使う際に"微動装置があったらな〜”と考えた事がなんどもありましたが、たまたまスカイウォッチャーの製品の一部を使えば、それが出来る事が分かって、早速商品を仕入れて図面を書いています。仕上がったら、こんな姿になりますが、ポラリエUとのジョイントで少し悩みましたが、良い方法を考えついたのでそれで形にしていきます。



この微動ユニットを取り付けると、全体のバランスが前よりになるので、微動雲台に乗せる際にその乗せ方も考える必要がありますが、赤経赤緯に相当する微動装置があれば、構図決めがとても楽になります。とりあえず自分で使うのを作りますが、その後販売するかどうかまでは決めておりません。ただし、2台くらいは部品があるので作ろうと思っています。

画像は、仮組みしただけなので、実際の姿は全く異なります。



合わせて、余分な部品になるこの微動雲台は、トップベースにアルカスイスクランプなども取り付けができるような部品を取り付けて販売します。Kenko製品とほぼ同じものですが、少しだけ汎用性を高めたものに変えようと思っています。



今日、ようやく確定申告が終わったので一安心です。後は、お待たせしている部品類を仕上げた納品してから今月18日からのスターウォッチングの準備へと入っていきます。今年から新たなコンテンツを加えてより楽しめる内容にしていくために、色々と揃えたり勉強もしています。今年から新たな試みとして、ホテルから麦草峠へ星空鑑賞のツアーバスを何度か運行させようと計画しています。私もその中心にいるので、広報チラシの撮影をしたり全体のプロデュースも行っています。
今日も夕方に新潟県の宿泊施設のオーナーご夫妻がお店にやってきて、色々と機材納品の話やアストロカーも見せて欲しいとの事で、対応をしていました。多分、4-5月くらいに機材の納品と指導などに宿を訪問する事になりそうです。

CORONADO PSTなどの修理依頼が多いです！

ここ最近になって、CORONADOのHα太陽望遠鏡関連の修理依頼が立て続けに来ています。今日も数本のPSTが届きましたので、太陽が見えている間にまずその状態を見るために取り急ぎ開封して見てみますが、そのほとんどがブロッキングフィルターが劣化しています。主な症状はイメージが暗くなっており、末期的な症状では太陽が赤黒く見えており、彩層面がほとんど見えません。さらに酷いのになると太陽も見えないのがあります。

CORONADOのPSTをずっと使っているとその劣化がゆっくりと進行するために、ほとんどの方がその症状に気がついていません。それに気がつくのは、しばらく使っていない状態で時間を置いてから見るとそのイメージがあきらかに暗くなっているので、その時点で気がつきます。また何かおかしいと気がついて友人などのPSTを覗かせてもらって比較して気がつくという方もおられます。

何れにせよ、当店できちんとメンテナンスを受ければ新品同様かそれ以上に復活して活発な活動期の太陽を見る事ができるので、使っていない方はぜひチェックしておかしいと気がついたら当店へご相談ください。



当店への修理依頼は、PSTが圧倒的に多いのですが、たま〜にブロッキングフィルターだけの依頼があります。今日届いたのもBF5ですが、覗いた瞬間真っ黒なイメージでしたので、ほぼ末期症状です。末期でも軽症でもする事は同じなので、その状態に無関係に修理できます。ここ最近の太陽は、非常に活発で毎日見ていても飽きないくらいです。持っている方で使っていない方は、とても勿体無いので、ぜひ使ってください。そして劣化の症状があったら当店へご相談ください。１ヶ月後には素晴らしい見え味に戻って帰ってきます。



今日は、久しぶりにご注文いただいた「お気軽撮影ズームアイピースセット」を発送しました。アイピースは、セレストロン製品を使っていますが、天体撮影を気軽に簡単に初心者が行うのに、これ以上無い機材です。スマホで撮るアダプターなどもありますが、所詮スマホはスマホです。コンデジで撮ったのとは大違いです。器用な方は星雲や星団も綺麗に撮ります。



このセットは、お使いのコンデジに合わせて装着するスペーサーを作っているので、レンズ胴部がピッタリ装着できます。装着後はピントを合わせてシャッターを切るだけなので、簡単です。自分で望遠鏡を持っていなくても公共の天文台でも撮影させてくれるところなら、これで撮影ができます。この商品を実際に使われている方で最高齢者は、80歳のおばあちゃんです。天文台の望遠鏡を使ってお客さんに見ている天体がどんなものかを伝えるために用いています。

3月に入ってからもう5日目ですが、もうこれから先は雪はほとんど降らないと思います。今年は春の訪れが早い気がするので少しエンジンをかけて新たな事にチャレンジしていこうと思っています。春からお店の展示内容も大幅に変えていきます。双眼鏡を並べているスペースがちょっと欲張りになっているので、そこも縮小して望遠鏡などを展示していこうと考えています。

八ヶ岳の清泉寮へちょっと行って来ました

今日は朝から抜けるような大空で気持ち良かったですが、いつもお世話になっている野鳥画家の谷口高司先生ご夫妻から先日の吉祥寺の個展に引き続き清里の清泉寮に泊まっているからと電話がかかってきて、”ソフトクリーム食べに来ない？”って言われましたので天気も良かったので行ってきました。清泉寮には年に何度か泊まりに来られていて、時折お付き合いをしています。私は泊まった事は無いのですが、お話を聞いていると、施設もですが、スタッフがとても素晴らしいそうです。実は先生の口利きでアストロカーも呼んでくれそうなのですが、まだ全然行けていません。清泉寮には付属施設として、八ヶ岳のネイチャーセンターがあって、そこのスタッフは清泉寮の社員さんだったりします。



今日は、本当に空の透明度も高く、遠くの富士山も綺麗に見えていました。清泉寮からは富士山が綺麗に見えるので、まさにベストスポットにあります。去年はディナーもご一緒したのですが、さすがの内容でした。



谷口高司先生ご夫妻は、いつも私だけでなく、星フェスの事も強力にサポートしてくれているので心強い味方です。特に野鳥界の事では、先生の一言で日本野鳥の会が動いてくれるほどの影響力を持っていますが、常に腰が低くて、人を思いやる性格なので、どこへ行っても人気者で信頼されています。ここ2ヶ月の間に３度の個展を日本国内で行なっていたので、その骨休めとして清里に来られたそうです。去年は４回も星フェスの会議に自腹で来てくれましたが、私が知る限りそんな偉い先生は知りません。今年もまだ星フェスの開催は決まっておりませんが、ぜひやって欲しいと言われています。小海町は、一人の担当者が全てを決めているうちは今後の関与は無いでしょう。そうなると完全な民営化による開催へシフトしていく必要があります。



八ヶ岳は、小海から見ると大人しく女性らしい表情を見せてくれますが、野辺山から見たのと、茅野市から見たのでは、イメージが全然違います。星景色の写真を撮って絵にしやすいのは、この両地域からです。

海外からNJP回転架台のオーダーがありました

お店への問い合わせで、当店オリジナルの「NJP回転架台」を台湾へ送ってくれないか？とメールが来ました。基本的に送れるなら海外はどこの国にでも発送はしているのですが、問題は支払い方法です。クレカが使えれば問題無いのですが、当店では対応していないので、あと残った方法は「PayPal」です。一応はアカウントを持っているので大丈夫ですが、たま〜に海外へ送って欲しいという問い合わせがあります。特に多かったのは、ポラリエ雲台ベースで、PayPalアカウントが無かった時は、日本の友人に頼んで銀行振込をしてもらったようで、結局は商品も日本の友人へ送りました。以前には、アメリカの販売店でもポラリエ関連の商品は扱ってもらっていた事があるのですが、値段が高かったので簡単には売れませんでした。うちの商品は製作コストをかけているので、どこかの店などで売りたいと言われても預けられません。ですから、今もどこにも商品は置いてもらっていません。

このNJP回転架台を使う台湾の方は、天文ファンでも相当レベルが高い方でしょう。今の製品を使っている天文ファンは台湾には多いと思いますが、昔の日本製品の良さを理解して今だに使っているというのは、確実にハイアマチュアでしょう。以前のナショジオチャンネルで台湾の合歓山に観測所を設置するのをやっていましたが、その時の機材がEM400とビクセンVMC260だったと思います。台湾や中国の天文ファンには、古き良き時代の日本製品を愛用されている方々は多いようです。しかし、それも今の日本の望遠鏡メーカーの作っている機材では満足しないようになってくるでしょう。

できれば、台湾や香港や韓国の天文ファンを星フェスへ呼びたいですが、そのコネクションが無いので、情報が伝えきれません。仮に伝わってもそれが魅力的なスターパーティーでないと、遠方から海を渡っては来てくれません。呼ぶからには受け入れられる体制が必要です。その方々を対応できるブースの用意も必要なので、それができるなら呼びたいところです。