トラベルドブ用のφ３０ｍｍアルミパイプが１２本届きました。全てL=500ｍｍです。この１２本から４本に繋げるためのジョイントを全てのパイプに埋め込む作業を始めました。組み立てる時に１本１本繋いでいき、計１５００ｍｍの１本パイプにしてから、フレームに固定して組んでいきます。主鏡セルから最初の１枚目のフレームまでは５００ｍｍあり、その次は斜鏡セルのところまでは１０００ｍｍあります。当初その間にもアルミ板のフレームを入れる予定でしたが・・・、重量がオーバーになりそうなので、それはやめて、代わりにφ１６ｍｍパイプ４本で、歪みを無くすための構造を考えました。それにより、重量が約１ｋｇ減量できました。
先日書いた、Alt-Az架台ですが・・・、もしかしたらやめて新たな方法に変更するかもしれません。あの架台だけで２．２ｋｇありましたので、最終的に鏡筒を組んで重量が分かってから再度構造を見直すかもしれません。費用的には１６インチライトブリッジが２台は買えるくらいになるかもしれませんが、作るだけの意義があるものにはしたいと思っています。
まだアルマイト処理していないですが、完成品は黒く処理されています。EM系の赤道儀は取り付けが簡単ですので、ベースをSE,FC三脚同様にすればOKです。しかし、この９０SやP-2はちょっと構造が違っておりますので、同じ方法では製作ができません。この架台の中央には取り付け固定用のネジを切っています。
通常はこの状態で保管しておいて、使用する際には加工したHAL三脚に乗せてから、付属の固定ボルトで取り付けます。
このアダプターとHAL架台は１本の固定ボルトで取り付いているだけですので、その締め付け状態を調整することで、赤道儀は３６０度自由に回転します。日中に赤道儀を設置してから、夜間になって、極軸方向の再調整が必要な時にこの「回転機能」が活躍してくれます。つまり、このアダプターはHAL三脚とのジョイント機能だけでなく、回転装置付き架台としても機能する上に、HAL三脚の使いやすさと強度も合わせもったものであるということです。
今回、初めてHAL三脚用を複数台製作しましたが・・・、HAL架台がφ１００ｍｍほどと、９０S架台とほぼ同じサイズだったので、カラーリングも考えて製作すれば、組み合わせとしてはこれ以上ないくらいのベストマッチだと思います。またご要望があれば、いつでもお作りいたしますので、コメント欄から御知らせください。
